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最近の話。
「何か」を失ったんだとよく思うんだけど
いくら頭を抱えて悩んだとて
それが何かわからない
しんどいわけでも辛いわけでも
心に蟠りがあるわけでもない
でもその「何か」があった場所は
ぽっかり穴が空いてしまって時々そこに指を
突っ込んでは或いは体を放り込んでは
そこに流れる空気を吸い込むだけ。

最近歌詞が浮かんでこない何一つといっても
過言ではないぐらいに全く
ビートを聴いても風景をみても
好きな曲を聴いても映画を観ても
誰かと話を交わしても
僕はその失った「何か」が
僕を突き動かしてたのかもしれないと

挙げ連ねられる全てのせいに
する愚かな試みにでたことも少なからずいや
むしろそれを嫌というほどやってみたりもした。
そもそも私の歌うもののジャンルとはなにか
なんてことや浮かばなくてもいいから
とりあえず韻を踏んでみたり
ギターを弾いてみたり
ただ口でリズムを奏でみたりしても
そういった外枠やいろんな方向からの
アプローチをかけたりもしてみても
うんともすんとも言ってはくれない
少し前までは1文字が浮かんだら全てかける
ぐらいのそんな自信さえあるほど
何もかも息をするかの如く言葉が降ってくる
そんな表現がぴったりなほどに書くことができた

来年はどうしようねと息巻く人
今年はどうだったかと楽しく笑う人をみて
悲しみも嫉妬も悔しさもない無機質な声で
ああと言ってしまいたくなる
すごく楽しくかけがえのない一年だった
私はそう思う。(或いはそう思わせているのかもしれない)のだけどあー消費をしたな有意義ではなかったかもなという気持ちが頭をぐるぐるするわけで、でもかと言ってなにもかもを否定したいわけでもないのになぜか焦燥感が襲う

例えば魂や肉体、意思なんかに感度なんかが
あるとして私はその感度がここ数年で
どんどん弱まっている感じがあるのだ。
なぜかはわからないそれがなぜかわかったら
それは多分今歌いたいことなんだと思う。
だから書くのだけど何一つ浮かんできては
くれないそこでやっと失った「何か」に
勿体なさや寂しさなんかを抱くことになる。

仮に私が歌っているものがHIPHOPなんだとして
で周りに胸を張って歌えることなんて一つもない特質して語りたいことがないってのは
かけない要因の一つなんだけど。
私にだってしんどかった過去や辛い現状
そこから耐えた先の成功体験の一つや二つは
あるのだけれどもそれに対して
私は生きていただけそれだけなんだ
ということ以外になにひとつ思い馳せられることがないのがすごく申し訳なくも感じる。
だから何となく駱駝はかけたのだけれど
それ以降私の想いはどこかへ旅立ってしまって
一向に旅先から帰路に着こうとしてくれない。

ここまでいろいろ書いてはみたが
何一つとして答えはでなくて
教えて欲しいとも思わない
あーだこーだ言って数分後には
なにか思いついたりしたりするから
気長に待つしかないのだ。

その時を

12211204

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