ポリコレ要素にいちいち意味を求める人はある意味差別主義者だろクソが
タイトルは過激に書いといた。
私は怒っている!
「意味もなくポリコレ要素を持つキャラクターを出すな」
※ポリコレ要素とは、性的マイノリティ・障がい者・人種など、マイノリティが持つ要素を指す。
この感想を持つものが結構いるようだ。
それは潜在的な差別だということを教えてやる。
筆者のスペック
精神障がい者手帳3級持ちのうつ病(今は元気)。
更に性的マイノリティのバイセクシャルである。
生きにくい。
アニメ映画漫画ゲームなどエンタメ大好き!で自身も漫画やゲームを作っている。
本題
昨今、多様性に配慮するようアメリカを中心にエンタメ業界が変わってきている。
アカデミーは賞を受賞するための作品の条件で、簡単に言うとポリコレ要素を加えるか制作人にマイノリティー者を入れろと言ってきている。
特にディズニーはだんだんとポリコレ要素を詰め込んだような映画を作るようになってきた。
ネットではそんなポリコレ要素満載の作品を「つまらない」とか「いらない」とか言って叩いている。
そしてよく見かける感想を多分偏見交じりだが書き出してみると…
「ゲイorビアンのキャラクターが気になって集中できなかった」
「障がい者を出しているのにその障がいについて全く触れられなかったのがモヤモヤした」
「原作のイメージと異なる人種の俳優をわざわざ起用するな」
…これらの感想を抱いたヘテロ健常者は多分多いのだろうね。
それは私にとってはとても悲しいし怒りに震える。
なぜ?マイノリティが存在する意味を問うのか?
某TV特番で障がい者を見世物のように扱い、感動を呼ぶ道具にしていると毎年話題になっている番組がありますね。
そしてそれを批判とネタにするNHKの障がい者が出演するバラエティー番組も話題になりますね。
(私はこの番組、面白いし居心地いいのでいつも見ています)
では逆に問いかけましょう。
「なぜマイノリティが出演する意味をあなたは問いかけるのですか?」
マジョリティのヘテロ健常者からすればマイノリティは変わった存在なのでその意味を求めてしまうのでしょう。
同性カップルの偏見や差別をえがいた作品を見て応援したいと思ったかもしれません。
過去に障がいを乗り越えた姿をえがいた作品を見て感動したことがあるかもしれません。
しかし、現代においてもうそんなの時代遅れなんです。
私たちは!普通に!バリアフリーに生きたいんです!!
この世はまだまだバリアがある
街中を歩いていると結構障がい者の方を見かけると思います。
車いす・白杖・知的障がい…健常者に見える人だってもしかしたら見えない障害を抱えているかもしれませんね。
同性婚だって普通に恋愛している同性カップルに普通に同じように結婚という権利が欲しいだけなんです。
そう、私たちは別に特別でもなく普通に生きているし普通に生きたいんです。
そこに意味を求めるのっておかしくないですか??
どうしてマイノリティがいることが当たり前に描かれた作品を叩くんですか?
それって現実世界ではマイノリティーの人たちと共存せず今のバリアがあるままの世界がいいってことなんでしょうか?
(極論だとはわかっています。)
ポリコレ要素を入れる意味
最近のエンタメ、特にディズニーなんかはマイノリティをとりのこさないように普通に映像作品などにポリコレ要素を意図的に組み込んでくれていると思うんです。
アフリカ系だっていつも白人の手助けをするキャラを演じなくていい。
同性愛者だって苦労せず普通に恋愛を楽しめる世界になってほしい。
障がいを感動ポルノとして消費されずにのびのびと生きていればいい。
そんなメッセージを裏に込めているように私は思います。
それなのに、みんな伏線が好きなんでしょうね。
マイノリティ要素をアイデンティティとしてとらえ、そのキャラが作られた意味を探ってしまう。
エンタメ慣れした大人ならそういう鑑賞の仕方もすると思うんです。わかります。
でも、見るものすべてを吸収していく子供はどうでしょう?
誰もが幸せに生きれるバリアフリーな世界が普通になるよう、大人たちはポリコレ要素を取り入れているのではないのでしょうか?
差別をしない世界をあたりまえにする。
それって現代人なら誰もが共通して望む世界ですよね。
…それなのに!
なんですか!?
ポリコレだからつまんない、とかふざけんな関係ないだろ。
つまらない要素をポリコレに押し付けているだけだっての。
確かにマイノリティを取り扱って社会に疑問を叩きつけるような面白くて心が動く作品もある。
なんでそればっか求めるんだよ!!うんざりだ!!!
マイノリティーはお前らに感動を与える存在じゃねえ!!!!
ポリコレへの見方が変わるといいなと思ってこのnoteを書きました。
ところでポリコレモリモリな大爆死映画ストレンジワールド、すげーポリコレ叩きされてるし、つまんないらしいがちょっと見たくなってきた。
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