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HAAM注目!今月の空飛ぶクルマ最新ニュースまとめ【2023年3-4月】

こんにちは!HYOGO 空飛ぶクルマ研究室【HAAM】(以下、HAAM)です。

この記事では、海外ではすでに実証実験が進んでおり、日本でも2025年の大阪・関西万博会場での飛行を目指して研究が進んでいる次世代の乗り物「空飛ぶクルマ」の最新ニュースをピックアップしてお届けします。

2025年4月13日から開催される大阪・関西万博まであと2年をきった今月。空飛ぶクルマの個人に向けた販売が始まったり運用方針が策定されたりと、社会実装に向けた動きが続々と起きるほか、テレビで特集されることも多く、一気に注目が集まる機会にもなりました。

そんな今月の空飛ぶクルマニュースを、国内と国外に分けてご紹介します!

HAAMチーフによる解説記事はこちら>>

【国内の空飛ぶクルマニュース】

01.大阪・関西万博に向けて機体モデルが展示される【2023/04/06】

2025年大阪・関西万博で、空飛ぶクルマの運航事業者に選ばれた「日本航空」が使用する機体の実物大モデルが、大阪市北区の商業施設「グランフロント大阪」で公開されました。

展示された機体は、ドイツの新興企業Volocopterが開発した「Volocity」。国内では初公開となります!開催まであと2年をきった万博がますます楽しみになりますね。

02.英Vertical Aerospace、同社開発中の機体「VA1-100」(VX4)の型式証明を国土交通省へ申請【2023/03/31】

イギリスの空飛ぶクルマ設計製造者・Vertical Aerospace社が、開発中の機体「VA1-100」(VX4)の型式証明を国土交通省へ申請し、2023年3月29日に受理されました。

型式証明とは、機体の設計が安全性や環境適合性に関する基準に適合することを国が審査及び検査する制度のこと。この機体はすでに多くの企業からの予約注文を受け付けており、大阪・関西万博で行われる空飛ぶクルマショーケースの運航事業者に選定された、丸紅株式会社からも200台の予約注文を受けています。

今回型式証明が認可されたことで、日本の空飛ぶクルマ市場のさらなる発展が予想されます!

03.国土交通省が空飛ぶクルマの実用化に向けた運用方針を策定。操縦免許制を導入へ【2023/03/31】

国土交通省などがつくる「空飛ぶクルマ」に関する官民協議会は、31日の会合で実用化に向けた基準や運用方針についての概要を示しました。

日本政府は現在、2025年の大阪・関西万博に向けて空飛ぶクルマの事業化を目指し、23年度中に関連制度を整備するとしています。

運航では操縦者のライセンス制度を設けるほか、全地球測位システム(GPS)の搭載などを求めるとのこと。空飛ぶクルマが私たちの上空を飛ぶ未来が、着々と近づいていますね。

04.SkyDrive社、空飛ぶクルマ「SD-05」の個人向け予約販売を開始【2023/04/13】

空飛ぶクルマを開発する株式会社SkyDriveが、2023年4月13日に商用機「SD-05」の個人向け予約販売を開始。記念すべき第一号機は、ホンダジェットの日本初オーナーでもあり、パイロット免許を所持する千葉 功太郎氏のもとへ。

これまでSkyDriveでは企業向けに予約販売を推進していましたが、個人の方からも多くの問い合わせがあったことから、個人の方への予約販売も開始することにしたそうです。

機体価格は約150万ドル〜(約2億円〜)で、納期は2025年以降とのこと。今は最高ランクのスーパーカーと同じくらい高級な乗り物ですが、一家に一台空飛ぶクルマが置かれる日もいつかは来るのかもしれません!

05.空飛ぶクルマがNHKの朝ドラ「舞いあがれ!」で話題に【2023/03/31】

NHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」の最終話が3月31日、放送されました。

「舞いあがれ!」はものづくりの町・東大阪で暮らす主人公・舞が「空を飛びたい」という夢を実現するためにさまざまな形で奮闘する物語。最終週では2027年に舞が操縦する空飛ぶクルマ「かささぎ」が、長崎・五島列島の空を飛ぶ日を迎える姿が放送されました。

株式会社SkyDriveが放送に使用された「空飛ぶクルマ」の開発部分を協力し、SNSでは「かっこいい!」「空飛ぶクルマは飛行機とは何が違うのだろう?」と注目する声が上がりました!

06.ガイアの夜明けで空飛ぶクルマの特集「クルマよ...大空を飛べ!~万博の夢が再び~」を放送。注目集まる【2023/04/07】

4月7日、テレビ東京の人気番組『ガイアの夜明け』で空飛ぶクルマの特集『クルマよ...大空を飛べ!~万博の夢が再び~』が放送されました。

誰もが気軽に空を移動できる未来はやってくるのか?というテーマのもと株式会社SkyDriveの空飛ぶクルマ開発の舞台裏に密着したこの特集では、実証実験の様子やイギリスへの視察の様子などをお届け。

着々と進む空飛ぶクルマの開発に、心が躍った方も多かったのではないでしょうか。

【海外の空飛ぶクルマニュース】

07.SkywayとSkyportzが戦略的協業を発表。オーストラリアの都市部における総合的なインフラ整備で提携【2023/04/13】

空飛ぶクルマの交通整備やオペレーティングを手がける「Skyway」と、空飛ぶクルマの離発着施設・バーティポートの開発を行うメルボルンの会社・「Skyportz」は、オーストラリア都市部における、空飛ぶクルマのインフラを拡大するための戦略的協業を発表しました。

提携によって、Skywayの都市空域ナビゲーションや交通整備の計画・開発などに関する専門知識と、Skyportzが持つ、大陸全体のバーティポートの設置が可能な着陸地点のネットワークが統合。オーストラリアにおける空飛ぶクルマのインフラ設備がさらに加速することが予想されます!

HAAMチーフによる解説記事はこちら>>

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新しい情報が入り次第、今後も空飛ぶクルマの最新ニュースをお届けしていきます。

HYOGO 空飛ぶクルマ研究室【HAAM】noteでは、イベント情報や空飛ぶクルマの最新ニュースなど、空飛ぶクルマに関するさまざまな情報を発信中です。公式サイトでも最新の情報を発信しておりますので、ぜひ覗いてみてください👀

▼「空飛ぶクルマってそもそもどんなもの?」という方は、こちらの記事をご覧ください!

HYOGO 空飛ぶクルマ研究室【HAAM】
SDGs思考で未来の空を構想するシンクタンクをコンセプトに、空飛ぶクルマの実用化が期待される2030年代に社会の中核を担うZ世代以降の若者【大学生・高校生】と共に観光・地域創生分野における具体的なビジネスモデルを考えるラボラトリー。大学生向けの空飛ぶゼミや高校生のSDGsへの関心を集める企画などを実施。

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