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礼拝・教会音楽関係の雑考や紹介

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記事一覧

【節目の誕生日に寄せて】日本国内の讃美歌・聖歌集でひたすら222番を探してみた

 本日2022年2月22日に節目の誕生日を迎え、30代に突入しました。これ自体に関する内容は次の記事に譲りますが、これを機に壮大な(だけど超個人的)プロジェクトを敢行しました。それは、自分の誕生日に合わせて「教会で歌われる222番を総ざらいしてみよう」というものです。

 これは、最初期の記事でも書いた「教会音楽への目覚め」が大きく影響しています。簡単に経緯を紹介すると、4歳からピアノを習い始め、

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【祝】『讃美歌21』出版25周年(2022年2月20日)

【祝】『讃美歌21』出版25周年(2022年2月20日)

 見出し画像で一目瞭然ですが、25周年の当日が日曜日になったというのも驚きの一致です。
 この25年間で諸教派から多くの讃美歌・聖歌集が出版されましたが(過去記事参照)、讃美歌21(以降、21)はそれらの歌集にも大きな影響を及ぼしているのではないかと思います。

 個人的なことを言うと、あと数日で30代に突入しますが、15年前にキリスト教主義高校に入学する前に21を手にしました。ですから、21と「

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キリスト教で特に大切にされている平日

キリスト教で特に大切にされている平日

 キリスト教で最も大切にされているのは日曜日です。これは、イエス・キリストが十字架の死から3日目に復活したことに由来します。この日にほとんどの教会でミサ・礼拝が行われますが、セブンスデーアドベンチスト教会では旧約時代から安息日として守られていた土曜日に礼拝が行われています。

 いずれにせよ、クリスチャンは週1回のミサ・礼拝を大切にしています。キリスト教の三大祝日は、キリストの誕生を記念するクリス

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キリスト教礼拝における間(ま)について

 昨日から授業が再開されましたが、無理なく出せる記事は出していければと思います。つまり、過去のfb投稿の焼き直しです(^^;;
 今回は、2年前の今日の投稿を加筆修正した上でお届けします。

 とある集まりの中で、礼拝における間(ま)(※以降、原則として同じ読み)について話題になりました。こう書くと仰々しいですが、要は「賛美歌の奏楽が終わった途端、間髪入れずに次のアナウンスをする司会者の方がいるよ

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平和礼拝のための「告白と祈り」私案

平和礼拝のための「告白と祈り」私案

 今年も、戦争と平和について考える機会の多い時期が近づいてきました。諸宗教においても、犠牲者を追悼し平和を祈願する集いが行われることと思います。日本最大のキリスト教・プロテスタントの教派である日本基督教団の行事暦では、8月第一日曜日が平和聖日と定められています。(箕面教会HPでの説明)
 私の出身教会(日本同盟基督教団 新発田キリスト教会)でも、同じタイミングで平和礼拝を行っています。

 そんな

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福音派の教会を中心に使われている歌集「新聖歌」が、明後日で発行20周年を迎えます。実際にはもっと早い時期に出回っていたんだと思いますが。公式な記念日は6月20日となるのでしょう。

当日はちょうど日曜日。日本各地の教会で使用されることと思います。20周年おめでとうございます!

神学生や教師陣は日曜日それぞれの教会へ出向くため、授業のある平日に学内礼拝が行われます。チャペルにある電子オルガンです。

今年度出席している新井聖書教会(妙高市)で、初めて礼拝奏楽をさせていただきました。エレクトーンに触れるのは、幼児~小学校中学年までヤマハ音楽教室で習っていた時以来です。

ホームページでは礼拝メッセージをお聞きいただけます。
http://araiheavensgate.blog.fc2.com/

教派(宗派)の違いを超え、同じ地域に住むキリスト者が共に祈りを合わせる「朝祷(ちょうとう)会」が全国各地で行われています。

新潟県内では新潟市で半世紀以上行われていますが、新発田でも10年前に始まって昨日第100回が行われました。1・2月を除く毎月第2土曜日に行われています。

新潟県出身orゆかりの人物による讃美歌・聖歌作品リスト

新潟県出身orゆかりの人物による讃美歌・聖歌作品リスト

 クリスマス目前のこの時期は、キリスト教の歌が最も流れる季節ではないかと思います。そういう季節に便乗したローカルネタです。
 あえて「キリスト教の歌」と書いたのは、タイトルにある通り教派によって呼称が異なることを強調するためです。
 聖歌と称しているのは、下記の教派で合っているかと思います。

・ホーリネス系(きよめ派)…聖歌(絶版)、新聖歌、聖歌総合版
・聖公会…日本聖公会聖歌集
・カトリック…

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【10/16初回放送】カトリック新潟教会のパイプオルガンがNHK「美の壺」に登場

 新潟で一番有名なパイプオルガンと言えば、新潟市民芸術文化会館(りゅーとぴあ)にあるグレンツィングオルガンではないかと思います。その大きさは国内最大級だそうです。

 これらの写真は、一昨年5月に「バックステージツアー(コンサートホール編)」に参加した際に撮影したものです。
 各地の公共ホールで同様のイベントが開催されているんでしょうが、参加費無料なのに裏の裏まで見せてもらえる(調光室・音響調整室

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テゼの歌、祈り、黙想…

テゼの歌、祈り、黙想…

 ここ数年間、9月後半に礼拝音楽に関する思い出深い出来事がよく起きています。去年は、初めて結婚式で奏楽させていただいたのが9月末でした。その準備をする中でアイディアが降ってきた創作曲を、改めてご紹介させていただきます。

 テゼの黙想と出会ったのは、5年前(2015年)の9月22日。見出し画像は、その時の会場だったカトリック麹町聖イグナチオ教会(東京都 千代田区)の小聖堂「マリア聖堂」です。
 こ

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教会福音讃美歌発行8周年を記念して

教会福音讃美歌発行8周年を記念して

 教会福音讃美歌の発行から、今月1日に丸8年が経過しました。

 facebookでサーチしてみると、実際に流通し始めたのは発行の約1ヶ月前だったようですが、公式な記念日は初版発行日になるんだろうと思います。
 歌集発行に大きく関わったのは、イムマヌエル綜合伝道団と日本同盟基督教団、日本福音キリスト教会連合(JECA)の3教派(五十音順)。教会数を合計すると、日本国内のプロテスタント教会の約7%に

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礼拝で「横の」交わりを深めるために

礼拝で「横の」交わりを深めるために

 これといったネタがなく数日が過ぎてしまいました(^^;; すでに何度もやっていることですが、今回の記事も過去のfacebook投稿をもとにしています。そして、1週間前の賛美歌に関する記事同様、コロナ禍をあまり意識しない内容となっています。

 キリスト教の礼拝では、私たち一人一人を含むこの世のすべてを創造し、御手のうちに守り導いておられる神を礼拝します。しかし、礼拝の内容のすべてが「私たちが神に

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