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祝日本語化!エルダー・スクロールズ・レジェンド

【3/17追記】配信開始からかなりたくさんの方にご覧いただいていますが、GAEA版にはベセスダ版とは少々異なる部分がありました。大枠のルールは変わってないんですが、またいずれ記事にする予定です。

【3/12追記】配信開始されました!ヤッター!!
公式サイトに闇の一党DLC情報も追加されていましたね。ヤッター!!

やっとです。2016年10月にサービスがローンチしてから3年あまり、やっと、やっと日本語で、iOSまたはAndroidでTES:Legendsを遊べる日がやってまいります!
先日、開発は終了してゲーム配信のみを継続というニュースがあった時、「これ以上コンテンツが増えないということは、もしかしてローカライズの目があるのでは……?」と思った私は正しかった。バイアズーラ!
現在でも、ベセスダランチャーを使えばPCで、アップルIDのあれをごにょごにょすればBladesともどもiOS版(Android版もできると思うけどiOSより大変そう)で遊べるんです。でもね、この3年、言葉のハードルの高さを思い知ってきた私には、公式日本語版が出ることの意義の大きさがわかるんですわかるんですったら!

レジェンドはこんなゲーム

言ってみればMagic the Gatheringのようなカードストラテジーゲームです。様々な能力を持ったカードで50枚または75枚のデッキを構成し、クエストやアリーナに登場する敵と戦います。まだ配信についての情報はありませんが、DLCにはあらかじめ決められた手札の特性を発揮して、特定の条件を達成することで勝利するパズルもあります。
ざっくりしたルールなどは上記リンク先をご参照いただくとして、ここから先はTESオタ的なすばらしさを力説してまいりたいと思います。

制作者はTESギーク

シナリオはESO同様、前ロアマスター、ローレンス・シック氏の監修によるものと聞いています。ESOにおいて、これまで名前やおぼろげな伝承でしか登場しなかったNPCと地域を現実のものにしてきた氏の手腕が、ここでもいかんなく発揮されています。
ベースゲームのメインクエストは、第四紀170年頃に起きた戦乱の物語。ゲームの手軽さもあってそれほどこまごまと語られはしないのですが、魅力的なNPCたち、彼らとの洒脱なやり取りを絡めて、とてもドラマチックに展開していきます。
カード総数は約1200。カード自体が召喚する入手不可能なものも含めると、さらに多くのカードがあります。その一つ一つが、各種族の特性、アイテムの特徴、ネームドNPCの性格を反映したひと癖もふた癖もあるカードたちなのです。もちろんESOとも連動していて、ベースゲームから今年配信されたDLCエルスウェアまで、ゲーム内に登場する人物や事象もカードになっています。
カードを作った方々は、「そこからか!そこから拾ってくるか!!」と驚き、「このNPCならこんな風に作ってくれると思ってた!!」と喜ぶファンの顔を想像してニヤニヤしながらセレクトしたに違いありません。それぐらい、カードを見ているだけでも楽しくなります。
その一例がこちら↓

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……うん、帰ってきてもほんとにろくに役に立ってくれないところまで忠実に再現されてたよ……しかも入手するまでシークレット扱いだったし……使ったら実績取れるしね……すげえよ……
このほかのいろいろなカードは、ぜひゲーム内でご確認ください。

だが本番はDLCなのだ

ベースゲームのメインクエストやアリーナでの対エネミー、対人戦も楽しいには違いないのですが、レジェンドの最大の魅力はDLCのストーリーです。とにかくDLCです。
第一弾はThe fall of the Dark Brotherhood、闇の一党でした。これは夜母をブラヴィルからスカイリムへ移動させる発端となった、ある事件の物語。ストーリー中に本人は登場しませんが、シセロの日記に書かれた内容の前日譚となっています。
第二弾はReturn to the Clockwork City。TES3モロウィンドで無残な姿で対面し、彼が健在であった第二紀を生きるESOプレイヤーが健在な姿とそのイケダンマーぶりに歓喜したソーサ・シル。すでに滅びたと言われて久しいクロックワークシティを訪れた主人公たちに、彼の知られざる物語が紐解かれます。実際にプレイした時は、あまりの尊さに鳥肌が立ちました。そして、日本語化されていないことに関して、このストーリーに一番歯がゆさを感じました。何が何でも配信してもらいたいものです。
ストーリーとしての最後になるIsle of Madnessは、とにかくシェオゴラス様が最の高すぎました。

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これよこれ!!!この第三紀(オブリビオン)仕様ナイスロマンスグレーなのよ!!!!そしてハスキルさんも第三紀仕様なのよ!!!
SIではもろもろの事情であまり全力を発揮できなかったのか、ESOではかなり無慈悲な人智を超えた存在として描かれるクエストもある、愛すべきマッドゴッド。レジェンドではその悪の側面が端的に描かれます。燃える犬の雨を降らせるどころではない悪さが際立って光り輝いています。最高かな?

DLC配信はもしかしたら事前登録や配信決定までのプレイヤー数によるのかもしれません。ぜひとも事前登録をば!

基本プレイ無料、でも気になる課金情報

ゲーム内にはゴールドとジェム、2種類の通貨っぽいものがあります。ゴールドは主にアリーナの参加料金、DLCやカードパックなどの課金アイテムの購入に、ジェムはカード入手に利用できます。いずれもログインボーナスやデイリークエスト、アリーナの褒賞として入手できますし、余分なカード(同一のカードは最大で3枚しかデッキに組み込めないので、それ以上は不要)をジェムに交換することができます。
現行のゲームにおいてリアルマネーでしか購入できないものは、アリーナ参加チケット(ログインボーナスでちょくちょくもらえます)と、6枚入りのカードパック2個以上のセット、通常とは違うアニメーションが追加されたキラキラカードセット(一部のみです。大抵は低確率ですがランダムでパックに入っているか、4倍のジェムで交換できます)、定期的にフィーチャーされるお買い得パックです。

このゲームは必ずしも強いレアカードを持っているから勝てる、というものでもありませんし、強いレアカードもジェムで交換可能ですから、Pay to Winではありません。リアルマネーでしか買えないカードも、特別とても強いわけでもないのです。
あくまでもアジア版の課金システムが現行のゲームに沿うならば、という前提ですが、リアルマネー以外では手に入らないカードがほしい、一刻も早く推しをこの手に収めたい、手っとり早くカードを集めたい、アリーナで大活躍したい、ということでなければ、特にお金が溶けることはないと思います。大変良心的課金システム。

TESを知らない人は楽しめないのでは?

単純にMTGやハースストーンを遊ぶ感じでしょうから、TESってなあに?という方もきっと大丈夫です。絵柄も全体的にいかにも海外の厚塗りタッチ美麗イラストで、オブリビオンやスカイリムのぶさ……アクの強さもありませんから、抵抗は低いのではないでしょうか。上記のタマネギでもおわかりのように、過去作の登場人物は「お前誰や」状態に美化されていますしね。
始めてみたらTESに興味が湧いて、スカイリムやESOの門を叩く方もおられるでしょう。そうなったらより一層楽しめますよ!というだけのことですね。思うつぼです。

まとめ

・配信日は不明ながら事前登録やってます【3/12配信開始されました】
・基本プレイ無料、お金をかけるか時間をかけるかだけの違い
・カードパックがガチャと言えるが、レアでもジェム交換可能
・DLC配信の一報を待とう
・TESクラスタは必修科目
・ご新規さんもお気軽に
・老眼がつらいので本当はPC日本語版が欲しい
・私の人生最大の推しがカードにならなかったのは悔やまれる
・Bladesの日本語化早くしてくださいお願いします

それでは皆様、エルダー・スクロール・レジェンドを、よろしくよろしくよろしくお願いいたします。

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