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沼ゲー PoE II:Deadfire

前回の記事書いてからずーっとこれ(とサボり気味になりつつESO)しかやっていませんでした。記事書いてないときはだいたい何かに浸かっています。Pillars of Eternityの続編になります。話が猛烈に続いています。

ウィンターセールで全部入りObsidian Editionを買いました。セールだと全部入りが普通の値段よりちょっと安いぐらいなので、待ってもいいし待たなくてもいい。1周がTyrannyの3倍ぐらいかかるし高い買い物ではない。日本語化MOD完備ですありがとうございます。

PoE II:Deadfireはこんなゲーム

前作でウォッチャーになってしまってひいひい言いながら困ったおっさんに引導を渡し、曰く付きながらも愛着のあるお城で領主として暮らし始めてから5年の月日が過ぎました。そんなある日のこと、お城の地下ダンジョンに埋まっていたあの石像が、突然動き出したのです…

私です

手前の足場っぽいとこにある緑色の○がキャラクターですのでサイズ感はお分かりいただけるかと思いますが、当然お城は壊滅します。細かい事情は省きますが、数十年前の大きな戦争で殺害された光を司る神、エオサスの精神が、肉体となる入れ物としてこの魔力を蓄えた鉱石製の巨大な石像を選んだのでした。こうして肉体を手に入れた彼は、ディアウッド南東に位置するデッドファイア諸島を目指して歩き始めます。しかし、人はもちろん神々すら、その理由や目的を知る者はいません。

きれい(語彙力

崩落に巻き込まれたウォッチャーの魂は、肉体から離れて不思議な世界をさまよっていました。目の前の道を歩いていると、これまでの記憶がおぼろげに浮かんでは消えていきます。道の先にいたのは、闇を司る神のべラスでした。戸惑うウォッチャーにべラスがことの経緯を説明します。ウォッチャーが完全には死んでいないこと、彼女をはじめとした他の神々は肉体を持っておらず、突然動き始めたエオサスに対して、物理的に行動を起こすことができないこと、ついては自分の伝令者となり、彼の意図を探って逐一報告すること、断ればこのまま魂が輪廻の輪に帰ることになる、とほぼほぼ一方的に仕事を押し付けられてしまいました。

現世の身体に戻ると、お城で執事をしてくれていた胸像と、5年前に共に旅した仲間のエディールが意識を失ったウォッチャーに付き添ってくれていました。今自分たちはデファイアンス号というスループに乗っており、エオサスを追ってデッドファイア諸島まで来ていることを説明してくれます。
エオサスはあのサイズですから、彼が動くだけでも甚大な物的人的被害が出ていることは言うまでもなく、さらにこの大きな石像を動かすためにはさらなる魂パワーが必要です。彼は行く先々で鉱脈や生物から多大なエネルギーを奪い取っているのです。
べラスがどう言おうが、手塩にかけた城を壊され、200人を超える罪のない領民を殺されたことに対して納得も行ってませんし、この先引き起こされる事態を考えると手をこまねいてもいられません。ウォッチャーはこの船でエオサスを追うことを心に誓うのでした。

また無駄に長いけどいつものことなので仕方がない。本当はもっとこまごま説明したいけど1のネタバレになるしキリがないのでこれでもものすごく端折っているんだ。
これもTES(3以降ぐらいの世界観解像度)並みに神々やら部族やら種族やら国やらの相互の関係性が細かく構築された世界だもんですから、説明しだすとWiki作らないといけなくなるからプレイしてもらうのが一番手っ取り早いです。
とりあえずスタイルはいつもの見下ろし型RPG。前作よりシステムやAIがよくなって遊びやすくなりました。いいぞ。

キャラクリもかわいくなっている(当社比)。しかし他の顔タイプも眉毛が強い

今回は船です。楽しい。戦闘も前作よりずっとやりやすくなってて楽しい。コンパニオンだけでなく、脇役で出てきた人もちょいちょいその辺で再会するのが本当に楽しい。
初見は色々と忘れすぎていてなんか途中でわけがわからなくなってしまったので、納得のいかないクリア後に1からDeadfire用にもう一回やり直して2周め完走する勢いで楽しかった。

PoE II:Deadfire、ここがいい

・コンパニオンが尊い(またかよ
オブシディアンの超得意分野であるバックグラウンドをめっちゃ背負ったコンパニオンがわんさか出てきます。コンパニオン同士が世間話してくれるのもおなじみの感じ。そして前作ではそんな気配はこれっぽっちもなかったのに、今作ではキャラクターによってはガチ甘ロマンスや単純にそれだけの関係などがあって心からビックリしました。ガチ甘なやつはガチ甘すぎてもう笑った。無論そっちに進まなくてもいいし、やっぱやめるわもできます。それに対ウォッチャーだけでなく、コンパニオン同士の人間模様も用意されてて楽しかった。一通り見たと思うけどけっこう人数が多いので、まだ見れてないのもありそう。3周めはアロスさんを狙うからその時にがんばる。

団体行動中にこのイチャコラぶり。既成事実ができたあとは時々まいらぶ呼ばわりのガチ甘マン

キャラクターの作り込みがしっかりしてるせいで、逆に感情移入しにくい人もいたりするのですが、それは好き好きですからやっぱりこういうキャラクター造形してくるところが好きですオブシディアン。
・入魂の続き具合
単純にストーリーに連続性があるだけでなく、前作でどのような選択をしたかがかなり細かくチェックされています。今作から始めても(やってないのに前作の選択なんかわかるかーいって内容ですけど)メニュー画面のオプションからチェックされるイベントの行動を設定しておけばキャラクリ時に読み込むことができるんですが、項目のピックアップが細かい。単純に生き残ったNPCがどこかにいるだけではなく、誰かとの会話の中で「せやかてお前あの時ああやったやん」とか言われたりするのが本当に細かい。この連続性はわりと珍しいのではなかろうか。
で、オプションで設定できるのでわざわざ1で選ばなかった選択をするためにもう一周する必要がないようにできてるのも親切でよかったです。
・お船
ゲームが進行してお金が貯まるにつれて、最初のスループから三本マストの帆船まで、いくつかのタイプのお船を保有することができます。また、海賊も豊富な海域ですので砲弾戦や船上戦もあってすごい楽しい。それ用に大砲を付け替えたり、港町の酒場で船員さんを雇ったりできるのも楽しい。そして退屈になりがちな海上移動では、適宜ランダムイベントが入って船員さんたちとの親交を深めたり嫌われたりできるのも大変よいです。

ペットが放し飼いになってる船倉にも入れます

・ストーリー
悪いやつがいないっていうか、みんな違ってみんなダメなのでいろんな選択が悩ましいのがいい。ちょっと残念なとこにも重なる部分はありつつ、本当にいろんなことを考えさせてくれるメインクエストはよい話でした。
DLCも同様で、メインストーリーに絡ませつつ、それぞれの神様に迫る内容の一つ一つが面白くて2周とも全部きめ細かくやってしまったわ。そしてスキル配分次第で戦闘を避けられるのもおぶし節全開でよかった。
で、2周してプレイ時間が250時間を越えました。やべえ

PoE II:Deadfire、ここが残念

・ストーリー
メインクエストの最終的な結末は決まっているんですよね。そこがまあよくもあり悪くもありという感じではありました。とはいえやはり神様と人の関わりが主軸のストーリーなんで、無力な人間がどう足掻くかみたいなことを考えながらプレイするのは楽しかったし残念というほどではないかな。
・移動がじゃまくさい(またかよ
ワールドマップはオートパイロット機能装備、街の中に入る時は建物指定ができるし、徒歩移動ファストモード完備なところまではいいんです。でもその建物から直接ワールドマップに出たいんですが?って時に徒歩移動じゃないとダメなのがちょっとじゃまくさかった。
・長い
がっつり大長編RPGでおいしい反面、1周100時間超えるのは若干のしんどみがありました。でもそれをぶっぱして2周できるし3周めも始めちゃおうと思ってるので悪いことではないんだけど他にも崩したいゲームがな?

まとめ

・がっつりやり込み系正統派RPGを求めている人に最適
・コンパニオン人間模様好きな人にも最適
・縛りプレイ豊富
・フラっと入った洞窟にえげつねえ敵がいるので気を付けろ
・TESが好きな人はだいたい好きだと思う
・キャラクター造形はバタくさい気味だけど向上してるから大丈夫
・全部入り定価6000円ぐらいだけど1周で元取れるから大丈夫
・1周では遊びつくせないからさらに大丈夫
・おぶしあいしてる

そして昨年PoEシリーズと同じエオラ世界が舞台の一人称RPGが発表されましたがいつ出るんですか続きなんですかどうして見下ろし型か一人称の二択なんですかちょっと!
これもアウワ2みたいにタイトルしか決まってないんだ☆なのかある程度固まってるのか続報が待ち遠しいですね。

おまけ:

絶対モデルにしてると思う。

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