Hydrophobicity

Chemical Biology

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裁きの日

学位論文審査の公聴会が終わりました.教授から頂くことのできる中でかなり甘い飴に相当するであろうメール「件名:ご苦労様」が,その日の夜のうちに送られてきて,あまり経験したことのない浮遊感を覚えました. そもそもこの公聴会を行って学位が受理されないというパターンはあまりありません.発表を練り上げる前の段階において,外部の教授の先生との予備ディスカッションや所属研究室の先生方とのミーティングを経て,公聴会に進むかどうかを”自分で”決断することになります. 自分自身,自らの研究成

    • 無価値の諦めが持てるのは時に価値がチラ見するからであって

      博士就活はなかなかうまくいかない.現実見えている世界はこんな感じ. ①日本の多くの産業における博士学生の価値が非常に画一化している;その中身はプロジェクトをマネジメントできる行動力やリーダーシップ,コミュニケーション力等,就活の味付けを焦げるほど煮詰めたそれ. ②博士学生が必要とされる業務が日本の社会構造の中で非常に限られている;上述したように会社の中でもトップに立つ人の仕事であるとか,大手・国際競争力のある企業でかつ海外に販路や事業拠点がある会社の仕事.そのような企業が

      • はじめました

        推していたアイドルが新しい道に踏み出していくというおめでたいニュースがあり,これを機会に自分とソーシャルメディアとのかかわり方について考える時間を作ってみました.その結果,noteを始めてみることにしました. 何を見ていたか日々本当にたくさんの情報をSNSから得ています.科学的に確かな情報もあるけれど,そうじゃないものも多い.そもそも人生には正解はないし.それでも,「これでいいのかも」と思わせてくれるのがアイドルの”一つの”面白いところなんじゃないかな,と自分は思っています