本当のところ。

大切な人と言われたら、誰にでも1人くらい思い浮かぶ人はいるだろう。
僕はこれまでの10数年の人生の中で何人かの大切な人に出会ってきた。
自分を変えてくれた小学校のH先生。
僕を僕として認めてくれた中学校のM先生。
僕の人生を大きく変えてくれたK先輩やR先輩。

ただ、そんな大切な人とも、時が経てば距離が出てしまう。環境も変わるし、物理的にも距離ができてしまう。
そうするとだんだん疎遠になる。
これは悲しいことだが、仕方のないことなのかもしれない。僕たち人間はそうして別れと出逢いを繰り返していくものなのだと思う。

ただ、出会ってそのまま距離ができないケースもあるだろう。
その代表的な例に、一生を共にすることになる相手、つまり結婚相手がある。
今回はそんなことについて語っていこうと思う。

僕は現在高校生だ。
これまでに幾つかの恋を経験した。
熱くて、離してもしばらくの間心に焼け跡を残すようなものもあれば、フーセンガムが割れる時のようにあっけないものもあった。
ただ、全てに共通していることは、「もう終わってしまったこと」だということだ。
無駄だったとは言わない。得たもの学んだものもたくさんあった。
ただ事実として、それらの物語はすでに終わりを迎え、そのページがめくられることはもうないのだ。

当たり前のことなのかもしれない。
初恋の相手と死ぬまで一緒なんて、つくられた世界の中だけの話だと思っている。

僕は現在、恋をしている。
恋、という表現はあまりしっくりこない。
だからといってどんな言葉がピッタリかと言われてもあまり思いつかない。
大衆にわかりやすいであろう表現をしてみる。

これは愛だ。そう思っている、
これまでの幾つかの恋とはちがう。
何がちがうか、文字には起こせない。
感覚的な問題だ。
だからといってそれで終わらせたら、文章を書いている意味がない。

おそらく。
僕の中では限りなく確信に近いおそらく。

現在僕が愛を向けている相手は一生一緒なのだと思う。
高校生のガキが何を言ってるんだ、人生まだまだ長いんだぞ、という方もいるかもしれない。
ただそんなこと言われても気にも留めないくらい、彼女を愛している。

ただ好きなのではない。
彼女を助けたい。支えたい。
辛いことを乗り越えるために差し伸べられた手は僕のものであって欲しい。いや、正直なところその役目は僕にしか無理だと思っている。
同じように、僕が辛い時、隣にいて優しく包み込んでくれるのは彼女以外考えられない。

彼女とならたとえこの世に2人でも笑って過ごせる。

話がまとまらなくなってきた。
そもそも何を書こうとしていたんだろう。

とにかく。
彼女を一生に1人の、距離の離れない大切な人にしたい。する。

何を伝えたいのかわかりづらい文になった。
しかし、愛なんてそんなもんだと思う。本当のところは本人にしかわからない。それでいいと思う。