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STEAMがクラウドストリーミングでゲームを配信。


PCゲームプラットフォーマーの最大手であるSTEAMはNvidiaのGe Force Nowと提携してゲームをクラウドストリーミングで配信しています。

GoogleのStadiaはサーバーでゲームを動かし、それをユーザーがストリーミングで映像を見てコントローラーで操作するものですが、このサービスは高性能PC上で自分のSTEAMのアカウントにアクセスし、その高性能PCのゲームをストリーミングで遠隔操作するようなものだと思ってください。

Valve社(STEAMの運営会社)はGe Force Nowを通じて、高性能PCが手が届かないユーザーにPCゲームを販売することができます。Nvidiaはユーザーを直接獲得し、遠隔で高性能PCにアクセスできるストリーミングをユーザーに販売します。ゲーム会社はそれによって拡大したユーザーベースにゲームを販売することができます。

ユーザーにとってこのサービスの良い点は、高価なコンソールやPCを買わなくてもゲームができることです。またソフトが比較的安く購入できます。というのもSTEAMでのゲームの販売価格はコンソールの販売価格よりも安いことが多く、(開発会社が)地域ごとに価格の差別化をしていることが多いです。

一方で疑問点も多いです。Ge Force Nowの月額料金は日本では1,800円と高く、これはあくまでストリーミングでゲームをプレーするだけの値段です。1-2年継続するのであればコンソールが購入できる値段です。また追加でソフトを購入する必要があります。そしてSTEAMで販売されているゲームがすべてこのサービスで提供されているわけではありません。

2019年はStadiaがサービスを開始しクラウドゲーム元年といわれましたが、クラウドゲームが普及するにはまだまだ課題が多いです。今後もクラウドゲームに関する記事を継続的に上げていきたいと思います。



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