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【1分数学解説】「トレミーの定理」についての動画を作成しました。

久々に1分数学解説動画を投稿しました。

第3回は図形問題で役立つ「トレミーの定理」の紹介です。よければぜひご覧下さい。

練習問題解説

△ABDは正三角形だから、BD=7
7×5+7×3=7 ×AC、AC=8 …(答)

<トレミーの定理を使わない場合の別解>
△ABE∽△DCEより、AE:DE=7:3=49:21 …①、BE:CE=7:3=35:15 …②
また、△ADE∽△BCEより、AE:BE=7:5=49:35 …③
①、②、③よりAE:BE:CE:DE=49:35:15:21、
AC:BD=(49+15):(35+21)=64:56=8:7
よって、AC=BD×8/7=8 …(答)

他にもこの問題なら、∠ACD=∠ABD=60°となるので、
DからACに垂線を引いて三平方の定理を2回やるって流れでも解けます。

トレミーの定理の証明

(証明)
対角線BD上に、∠APD=∠ABCとなるように点 Pを取る。
△ABC∽△APDより、AC:AD=BC:PD、AD×BC=AC×PD …①
△ABP∽△ACDより、AB:AC=BP:CD、AB×CD=AC×BP …②
①+②より、AB×CD+AD×BC=AC×BP+AC×PD=AC×(BP+PD)=AC×BD
(証明終わり)

他にも三角比を使った証明があります。色んな証明の仕方を身につけるとより理解が深まるので、ぜひ考えてみてください。

後語り

こういう公式とか定理って、必殺技感があって使いたくなりますよね。ただし、ちゃんと証明して、使える場面や仕組みを理解をしてから使いましょう。

ではでは~。

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