2023-08-28

「私なんか見えてないでしょ」ってきみは言うけど
なわけないじゃん  全部きみのためで僕らのため

目には目で 歯には歯らしいから
じゃあ、愛には愛を
きみのくれる大きなそれに  負けないサイズのやつを

本当は  すごく怖くて  いつも足は止まりそうなんだよ
何かに追われて  何かを追いかけて
涙も流れて


・自ら詞を書き、歌に乗せて此処へやって来て、私を苦しめている  ああやって歌われて、この言葉のどれもを信じてしまいそうになる  向けられる愛は怖いものでしょう  それは向こうも同じなのだろう  澄んでいるか否かが違うだけで  その眼差しはいつも愛おしいね

・傍にいて慰め、その涙を拭うことができない  幾度となく見せてくれたそれは、たった一部で、本当は何時間も泣いていることを知ってしまったときのやるせなさ  伝わらないものね  のうのうと生きる自分の人生に引き込んで、自らの手ではなし得ない努力や果てしないきらめきを勝手に委託しているのに、都合のいい幸せだけをもらって、私は何も知らないで  何も知らないことを咎めないあなたの前で優しさを受け取っているのよ  それがどんなに残酷で許されないことであるのか、ちゃんと責めて欲しい

・この歌を、いい曲だと思う程度の人生が良かった  恐ろしくてたまらない こんなにも眩しく肯定されてはならないのだから  

・毎夜跪いて祈るの  どうか見つかりませんように、切り離された世界で幸せでありますように、交わらない人生に安心していられますように  夜の教会で、仰ぎ見る像への懺悔  月光の下に泣きながら許しを乞うている  どれだけひれ伏そうと何も言わないでただそこにいるの  微笑みを湛えながら、伏せられた目は冷ややかで、触れる温度が語る無縁性を受け入れることを慰みとして


・愛に整合性をもたせるための行動、意思表示、接続  自利とのバランスを常に注意して、因果を求めない  意味も生成しない  

でもきみだよ、きみなんだよ
僕にはきみがいるんだよ
僕らの愛の話
そうさ話をしよう

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