2023-08-22

・昨日、私が過ごしていた過去の中に好きな人間が笑っていた事実があって、それが分かって本当に良かった と幸せでいたから、今日がとんでもない事になっているんですか?


・消散しなかった  私の言葉に喜び、言葉を返してくれたこと  ただ、声を聴いてじんわりと緩き連帯を感じていた、ただそれだけであって、顔も名前もいかなる属性も知らないまま終わってしまった   インターネットよ  もうあの人が、あの人の好きな彼を眼差して、人生を駆動することが無い、揺るぎない事実  しかもそれを彼は知ることがない残酷さ  あんなにも美しかった(否、美しい)愛が注がれていたことも知らぬままの彼を、私はいつかこの目で見て馳せて苦しくなって後ろめたくなってしまうんだろうか

・しかしこれは美談で、悲しむのも祈るのも現実世界で偶然にも生きている私が慰みを見つけようとしているに過ぎない  私の後悔として撫でてはならない  あの人以外が持っている生活は明日も続いてしまうから、塞がる胸を殺して目の前の現実を処理するしかない  現実と接続されていないところで繋がっていたことが唯一の救いなのかもしれない

・この曲はあなたが彼に向けた優しい愛そのものだと教えたことがある  つい先月よ  これからこの曲を聴く度に、その慈愛を思い出す  蝶よ花よと愛でられる彼のいる花畑から少し離れた湖畔のコテージに、静かに暮らすあなたを

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