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「SingleDeFiとMulchDeFi」

世界の中に徐々に流通しはじめているDeFiという考え方、既に過去記事をご覧の方々でいえば、十分、DeFiの考え方については理解いただいているだろう。

現在、世界で流通しているDeFiはほとんどがSingleDeFiと言われる1つの条件を元に発動するDeFiモデルである。

DeFi(分散型金融)は、「Decentralized Finance」の略称で、ブロックチェーン技術を利用して金融サービスを提供する分野を指していて、従来の中央集権型金融機関や仲介業者を必要とせず、プロトコルやスマートコントラクトを活用して金融取引を行うことが特徴だ。

従来の中央集権記入と分散型金融の違いの図

DeFiという分散型金融の考え方から2019年に新しい言葉が生まれた。

GameFi(ゲーミファイ)

GameFi (ゲーミファイ、ゲームファイ)は、ゲーム(Game)と金融(Finance)を組み合わせた造語だ。

GameFiという言葉が初めて使われたのは、2019年11月に中国で開催されたブロックチェーン関連のイベントにおける、グローバルゲームパブリッシングプラットフォーム「Mix Marvel」の創設者の1人、マリー・マー氏の講演のときだと言われている。
どのようなものがGameFi に分類されるのかの明確な定義はないとされているが、一般的にはゲームにDeFi(分散型金融)の要素を掛け合わせたブロックチェーンゲーム全般を指すことが多いようだ。

ゲームをプレイすることで仮想通貨を稼ぐことができるPlay to Earn(P2E)というジャンルのゲームも、GameFi に含まれる。

Play to Earn以外にも、GameFi の中には様々なジャンルがあり、近年では運動することで仮想通貨を稼ぐことができるMove to Earn(M2E)や、眠ることで仮想通貨を稼ぐことができるSleep to Earn(S2E)などのゲームも登場してきている。

GameFi は、ゲームにDeFi(分散型金融)の要素を掛け合わせたブロックチェーンゲーム全般のことを指しており、ユーザーがゲームで稼ぐ仕組みはゲームごとに異なる。

GameFi のゲームでユーザーが稼ぐことができる主な仕組みとは主に、ゲームのプレイ報酬で仮想通貨やNFTを得ることや、NFTの二次売買で売買差益を得たり、NFTをレンタルしてレンタル料を得る、ゲームのプレイ報酬で仮想通貨やNFTを得るなどがある。もっとも一般的な稼ぎ方としては、ゲームを遊ぶことでプレイ報酬として、仮想通貨やNFT(非代替性トークン)などを得ることができるという方法がある。

プレイ報酬が発生する要素には、具体的にはデイリークエストをこなしたり、対戦に勝利する、イベントに参加して、イベントランキングの上位に入るなどがあり、獲得した仮想通貨はゲーム内で使用できるだけでなく、仮想通貨取引所を利用することで日本円などの法定通貨に換金することも可能だ。

このように今までスマホでやれていたことがそのままトークンを稼ぐことになりそれが日本円に変わる仕組みを作れているものがまさにPlay to EARNであり、それがGameFiの1つであるということがよくわかる。

また、NFTはNFTマーケットプレイスで売却すれば、法定通貨や仮想通貨を得ることができる。

なぜ、ここまでしてみんなNFTを欲しがるのか?

みんなは気になったことはないだろうか?

実は、多くのブロックチェーンゲームで報酬として受け取れるNFTは、ゲーム内で入手できるだけでなく、NFTマーケットプレイスでプレイヤー同士が二次売買をおこなうことができるようになっている。どのような方法でNFTを入手したとしても、入手にかかったコストよりも高い価格で売却することができれば、売買差益を得ることができる。また、高価なNFTの場合でもレンタルしてレンタル料を得るという手段がある。ブロックチェーンゲームのNFTなどのゲームアセットは、レアリティ(貴重性)や性能が1つ1つ異なっており、一般的にレアリティや性能が高いものほど入手難易度が高く、NFTマーケットプレイスで高値で取引されている。そのため、高レアリティなNFTを入手したくても入手できないプレイヤーも数多く存在する。そうした中で現在、NFTのレンタルプラットフォームも存在していて、そこでは、借り手は入手難易度が高いゲームアセットを実際に入手するのに必要なコストよりも割安なレンタル料で使用することができ、貸し手はレンタル料で稼ぐことが可能になる。ブロックチェーンゲームの中には、ゲーム内にNFTのレンタル機能を独自に備えているものもあるのだ。

スマホゲームをやっているユーザーであれば、なんとなく想像がつきやすいのがGameFiではないだろうか。

そしてこのようなGame × DeFiのような考え方のモデルがさまざまなところで今、世界では生み出されている。

コミュケーションをとることで報酬を得ることができる仕組み

「 Social × DeFi 」 SocialFi

健康な身体づくりをすることで、報酬を得ることができる仕組み

「 Health × DeFi 」 HealthFi

そして、このような1つのものとDeFiを掛け合わせたモデルを、

「SingleFi」と呼ばれ複数の掛け合わせたモデルを「MulchFi」とカテゴリーでわけられるようになっていく

「SingleFi」と「MulchFi」とは

SingleFiとはまさにここまで説明をしたGameFiやHealthFiのようななにかの分野やジャンルとDeFiを掛け合わせたモデルである。

なにかをすれば報酬が得られる仕組みとしてシンプルな構造であり、世界では現在主流になっていて、日本にもまさに今年の下半期から来年に向けてリリースの準備がされている作品は多数あり、2023年〜2024年はSingleFiブームとなるのではないかと私は考えている。

ただ、その先には、MulchFiと呼ばれる、複数化したDeFiモデルを掛け合わせた形が次の主流になるのではないかと考えている。

MulchFiはわかりやすく説明をすると、SingleFiを掛け合わせた複数形のものであり、1つのプラットフォーム上に2つ以上のDeFiが機能をしてそれぞれトークンを報酬として稼ぐ仕組みが存在していて、どちらかでないと報酬を稼げないのではなく、どちらでも稼ぐ仕組みをとることで1つの報酬を得るために過剰に課金をしてしまったり、依存性があがってしまうということを防ぎマルチにバランスよく報酬を得ることでユーザー自身を脅威から守ることができるDeFiモデルにすることができると考えている。

代表的なMulchDeFiモデルのケース(HX DAO)

世界で初めてこのMulchDeFiモデルを導入しているのがDAOInc.が作成をしたHXDAOだ。HXDAOは人の成長をInput(LearnFi)とOutput(TeachFi)の2つを掛け合わせて、独自のGrowth to EARNのモデルを作っている。

現在のGameFiに見られがちな資金力のあるユーザーが、結果的に勝つ世界ではなく、それを学習しているユーザーでないと交換することができない仕組みとしてLearn×DeFiモデルを導入しており、登録しているHXユーザーが、学ぶことにより自身のLearnトークンが報酬として増えていき、そのトークン数を、NFTへ変換することで、人に教えることができるTeachFiへ移行させることができる。

TeachFiへ移行させることで、はじめて自身のアウトプットを報酬化することが可能となっていて、そこで初めてユーザーはトークンを現金化することが可能になります。従来のSingleFiの場合、統一したトークンの為、現金化されてしまうところが、MulchFiの特性を使うことによって、TeachFi限定のトークンのみが現金交換できるようになることによって、資金力があるユーザーが場を制してしまうのではなく、HXDAOが体現したいGrowth to EARN、つまり人の成長が資金に変わる世界を実現させているのだ。

現在、HXDAOは、β版で稼働しており、7月中に正式版に移行予定である。

移行後も当面は、正しいDAO化するまであえてスマートコントラクトなどの自動化を行わずに当面は人の手でしっかりと育てていき、自動化できるタイミングでトークン導入化やスマートコントラクト化などを実施予定だ。

さて、いかがだっただろう。本日は、DeFiについて新しい世界の話をさせていただきました。SingleFiの普及により、スマホ依存やGAME依存や熱狂的な課金などの発生による生活困窮者が増えないよう、新しいMulchモデルでの抑止、抑制をした新しいDeFiの魅力も感じてもらえたら嬉しいと思う。

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