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“無意識”を鍛えるためにやってよかった3つのこと

「無意識でやってることや、考え方のクセって、意外とあるんだな……」ということに気がついたのは、以前コーチングを受けたときのこと。

たとえば僕は何か解決しなければならない事態が起こると、すぐ「どうやってやろうか」という手段(How)ばかり考えるクセがあります。

「そもそもやるべきかな?」「何を達成したいんだっけ?」と聞かれてやっと「あれ、How以外について考えられてなかったな……」という課題に気づくこともしばしば……

「無意識」ってなんだろう?

そんなわけで「無意識」とか「内省」についていろいろ調べてみることに。

というのも、「『Why』『What』が考えられてない!」→「じゃあ考えればいい!」と単純なものでもないんです。なぜなら、「気づいたらHowについてばかり考えている」みたいな無意識の“クセ”が自分の足を引っ張っているから。

そこで、「無意識」に関する本を読み漁ったり……

「シン・テレワークシステム」の開発で知られる登さんの記事を読んだりする中で「“無意識”の可能性は、どうやらとんでもなく大きそう……」と思うように。

だが、僕は、プログラミングや、その他の論理的な作業についても、超高性能な「感覚的思考機能」のほうを直接用いることにより、わざわざ脳内論理回路エミュレータを用いなくても、効率良く処理できるということを知っているので、そっちを使っているというだけである。

自分の無意識を改善するためにやってよかった3つのこと

で、ようやく本題です。いろいろ試してみた中で「個人的にやってよかった」ことについてまとめてみたいとおもいます。

①自分の無意識に名前をつける

いろんな本を読む中で共通していたのが「自分のパターンに気づく」ことが何より大切、という話でした。

まずどんな意識パターンがあるのか、そして自分がどのパターンを使っているのかを知ることから始まります。それから、自分がどちらの方向に行きたいのか見定め、最適なパターンを選択するだけです。そのときに引っかかってくる感情は、メタ無意識が作用してしまっているだけなので、不都合であればメタプログラムのパターンを変えればよいのです。
『なぜかうまくいく人のすごい無意識』

たとえば自分の場合だと、

・「早く解決して早く安心したい」という気持ちがあるのかも
・困ったことが起こると途端に焦ってしまうなあ
・性質として、盲目的になりやすい、過集中気味になりやすいのかも
・日々追われている複数のタスクを割とずっと意識してしまっているかも
・楽観的すぎる性質があるなあ

といった“無意識”が働いているのかも、ということに気がつきました。

「日々の上司からのフィードバック」「友人からよく言われること」を振り返りながら、少しずつ自分のパターンに気がついていった次第です。

これがまず言語化できただけでも、不思議とラクになったように感じました。「わからない」ことや「なんとなく不安……」といったことが多いと向き合い方が分からないままで、不安も増していってしまうもの。ですが、パターンが見えただけでも「じゃあこうしていったほうがいいかも……?」など改善イメージに自然と思い至れるようになります。

②予め「避けたいこと」を洗い出しておく

やってよかったこと2つ目は

予め「避けたいこと」を洗い出しておく

です。

ビジネスがうまくいかない人や、病気の人と話していると、避けたいこと、起きてほしくないことがほとんど出てきません。避けたいことを見ないようにしています。思い出すと不快だから、普段から考えないようにしているのです。だから売上が伸びないし、病気が治らないのです。

避けたいことを見ないようにするのではなく、最終的に「このネガティブな出来事はこういう喜びや感謝につながるんだ。こういうふうに対処するんだ」と解釈し直しておくことで、自己決定感が生まれます。
『無意識を鍛える』

予め「避けたいこと」を洗い出しておくことのメリットとして、

・普段から自然と考えるようになり、対処法まで準備ができる
・「避けたいこと」が起きてもあわてなくなる
・自己決定感が生まれる
・前頭前野が元気になり、成功確率が高くなる

といったことがある、という話。

たとえば僕の場合では、「今月の目標が達成できない」「記事が全然書き進まずにタスクがどんどん溜まってしまう」などといった「避けたいこと」を洗い出してみました。

やってみて実感したのは、『なぜかうまくいく人のすごい無意識』にも書かれているように「避けたいことがあるから、欲しいものがハッキリする」ということ。

📝「今月の目標が達成できない」─「今月の目標を達成したい!」

📝「記事が全然書き進まずにタスクがどんどん溜まってしまう」─「記事がどんどん書き進んで溜まったタスクに悩むこともなくなる!」

みたいに、避けたいことは、成し遂げたいことの裏返しでもあります。

結果として、そのためのアクションが自然と取れるようになり、以前よりも「悩んでいる時間」を「目標達成のために考える時間」にあてられるようになりました。

③うまくいかないことには「これで完璧」と唱える。そして残りは新しい目標に

試しにやってみて一番すぐに「これはいい…!」と実感したのが

うまくいかないことには「これで完璧」と唱える。そして残りは新しい目標にする

というもの。

「うまくいってないのに『完璧』ってどういうこと?!」

と僕も最初は思いましたが、実はこれ、先ほどの「自己決定感」を生むのに大きな効果を発揮してくれるのです。

『無意識を鍛える』では、このように解説されています。

やろうとしていることがうまくできないとき、「やっぱり自分はダメ」「自分は何かが足りてないんだ」と思ってしまう。これを 限定的自我 といいます。それに対して、「OK。私は完璧」と思える。そして、残りの部分は、新しい目標として見立てていく。これを 絶対的自我 といいます
『無意識を鍛える』

たとえば、以前の自分であればとあるタスクがあったときに「1時間やったけど全然終わらない……あと2時間かかりそうだからもうひと頑張りしなきゃ」と思っていました。

あとは、1日の振り返りをするときに「今日はあれもできなかった」「今日はこれも終わらなかった」などと「足りてないこと」に目を向ける反省を行っていたり。

しかし、

📝「1時間やって50%進んだ!これでOK!」→「(1分後に)あと2時間で(残りの)50%をまとめる新しい仕事に取りかかるぞ!」

📝「今日はあれもできなかったなあ……」→「今日できたことはこれとこれ!できなかったこれは明日の目標にするぞ!」

と心の中で唱えるようにしたところ、仕事をするときにいろんな終わってないことや課題が頭から離れずに集中できない、といったことが減り、その瞬間瞬間に集中できるようになりました。

「やっていることは同じじゃん」とは正直最初は思いましたが、徐々に成果にもつながっていきました。意識を少し変えるだけで自己決定感がプラスになり、結果的に仕事の生産性も上がっていったのです。

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(自分の毎日の日記的Notionのテンプレートにも「明日の目標」という項目を予め入れるようにしました)

「無意識」に秘められた可能性はまだまだありそう

「人間の行動は90%以上が無意識に行われている」とも言われるように、行動の大半は無意識にやっていることばかり。

だからこそ、意識できる範囲だけではなく、無意識にもアプローチしてみることにはまだまだ可能性があるのだなと感じています。

今回の内容のヒントになった本はこちら。よかったら読んでみてください💁📕



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