か、書き終えた……

3年以上にわたって書いていた本の原稿がようやく書き上がった……。

正直書いていた期間が長すぎて書き終わった実感がないというか、書き終わったのは書き終わったがここから膨大な事実確認と校正と手直しと追記が発生することを考えるとぜんぜん終わっていないだろうからそのことを思うと終わった実感がないのも当然だがとにかく一度書き終わった……。

正確には1年半ぐらい前に一度書き終わったのだがそこから相当量の書き直し/路線変更を行いもう一冊書くぐらいの追加作業(15万文字以上の追記)を行ったので何がなんだかよくわからないが。今回はさすがに作業が前に進むのは間違いない。デザイン組もある程度できており、サポートライター的な方に文章を本の文字組みに合う状態に整えてもらったり、進行している。

特に後半はもう気力が萎えてしまってたのとポケモンユナイトやらLoLやらにハマってしまってのもあってもーゲームしてたほうが楽しいしこんなんどうでもよくないか? と作業が停滞していた月も4ヶ月ぐらいにわたってあったが、書けば終わるものである。エルデンリングをやり続けて作業が進行しない月もあった。別件の締切が多すぎてなんにもできない月もあった。コロナにかかって全くやる気がしないまま月の進捗が2000文字だった月もあった(先月)。一方3万文字ぐらいサクサクと進む月もあった。

3年半にわたって書き続けてわかったのは、長い目でみると僕が通常の雑誌原稿や通常のサラリーマン的な仕事を抱え、ブログもそこそこ更新しながら書ける「本の原稿分量」は1年で約10〜12万文字程度、月換算にして1万文字程度でありそうだ、ということだった。月に本の原稿を3〜4万文字書く月もあれば0文字の月もあるわけなので平均すれば、ということになるが。

本の原稿分量以外も合わせると月産の文章生産の(無理をしない範囲での)限界値はおそらく4〜5万文字程度だろう。これは文章を書くために必要な本を読む時間も込みだから別のタイプの文章なら変わってくるだろうけど。

常に生活している上で「本の原稿のあそこをどう書いたらいいんだろうなあ……」と考えるのが癖になっていて、それが一定の思考領域を常に専有していてメモリが解放されない感覚があったから、それがいったん無くなってくれたのが本当に嬉しい。ようやく頭がクリアになったような気がする。

書き終えたので個人的なお祝いとして何か豪勢なことをしようかとも思ったが、何も思いつかない。食べたいものはなく、行きたい場所もない。酒もべつに飲みたくない。根本的に食と旅行に興味がないからなあ。強いて言うならば、マッサージに行ってみたいというぐらいか。一度も行ったことがないが、きもちがいいのだろうか。

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