見出し画像

ATARI2600:PITFALL2

画像1

ゲームタイトル:PITFALL2
                  販売:Activision
     種別:横スクロールアクション
    発売年:1984年
カートリッジID:AB-035

1.ゲーム概要

キラータイトルとして大成功を収めたPITFALLであったが、当然その人気から続編が制作された。
主人公は引き続き冒険家ハリー。
今作は、後にSEGAによりアーケードや家庭用機種に移植されるなど、日本国内でも比較的人気のあったタイトルである。また、ファミコンのスーパーピットフォールもこのゲームをベースにした模様(全然違う内容だけど)。

タイトル画面

夕焼けのグラーデションが美しい空を眺めながらのゲームスタート。
前作に比べて、ステージの構成が複雑になっており、キャラクターやグラフィックについても強化が行われている。しかし、特に変化があるのはBGMが追加された点であり、音源周りが貧弱なATARI2600とは思えないワクワクするBGMがプレイ中も途切れず流れ続ける。これは、プログラマーのデイビット・クレーンが自ら設計したカスタムチップにより実現したものである。
なお、ATARI社はATARI7800においても2600と同じTIAを音源として使用してたため、NESが台頭している頃においても音源が貧弱であった。後にようやく拡張音源チップの実装に踏み切ったようだが、時既に遅しという感であった(余談)。

泳ぎ

洞窟

気球

今作からは前述の通りゲーム性が強化されている。泳ぎや洞窟の奥底に下って行くなど、探検的な要素も強化されている。また、特定の箇所である行動を行うと気球に乗れるなど、まさに冒険物といったギミックもある。

チェックポイント

なお、前作とは異なり残機制ではなくなり、無限にチェックポイントから復活することが可能になった。では、難易度が低くなったのかといえばそうではなく、些細なミスで強制的にチェックポイントへ引き戻されるため、ある意味イライラポイントでもある。

2.総評

★★★★★
前作より強化された内容で、ATARI2600でまともに遊べるアドベンチャーゲームとして貴重なタイトルと言える。また、本作をベースに日本国内でも移植(MSX等)やリメイクが行われているため、あえてオリジナルをプレイして感慨にふけるのもいいかもしれない。
以下プレイ動画


お気持ちが溢れんばかりの方がいらっしゃいましたら、サポートいただけると幸いです。