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オフィスを間借りしたら、野菜を食べる交流会になった|Humans by Next commons labインタビュー

10月からスタートしたHuuuuの移動型編集部。

最初の間借り先のひとつが、表参道にあるオフィス兼イベントスペースの「Humans」でした。

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ここは仕事場所として、この上ない条件がそろっていまして……

・明治神宮前駅から徒歩3分の好立地!
・おしゃれな内装で席数も豊富
・明治通りからすぐとは思えないほど静か。落ち着いて作業できる
・キッチンスペースも充実
・音響設備が整っており、いい音で好きなBGMが流せる

などなどサイコーな場所なんですが、どうやら活用法に悩んでいるそう。

お世話になったからにはHuuuuとしても力になりたい……ということで、Humansを運営するNext commons lab(ネクストコモンズラボ、以下NCL)の尾崎渉さんに話を聞きました。

ローカルネットワークの「ハブ」になりたい

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不動産業界の出身で、最近NCLに加わった尾崎さん

ーーHumansは立地も雰囲気もすごくいいので、活用法に悩むことなんてあるの?と思ったんですが。募集をかけたら利用希望者が殺到しそうですし。

尾崎:う〜ん、色々と課題はあるんです。

まず、Humansは全国のローカルにネットワークを持ち、各地でプロジェクトを進める「NCL」が東京に作った拠点です。

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NCLでは全国12箇所に拠点があって、各地でいろんな事業を立ち上げているんですね。ただ、その動きが全体としてうまく可視化できてなくて。

ーー各地で面白い動きをしてるけど、それをネクストコモンズラボとして発信できていないと。

そうですね。NCLの活動じたい、抽象的で説明しづらい部分があって。だから、例えばHumansをショールーム的に使えないかと考えてるんです。

奈良・奧大和の拠点で作っているクラフトビールなど、実際にNCLのプロダクトが並んでいて購入できる。あるいは、うちがローカルで事業を立ち上げるプロセスを学んで、持って帰ることができるとか。

ーー興味を持つ人は多いと思います。全国12箇所、それぞれがローカルに深く入り込んでいるネットワークってなかなかない規模ですし。

いい資産はたくさんあるので、それらが横で繋がり、いろんな化学反応が起こるきっかけとなる「ハブ」が欲しいんですよね。そのためにHumansをリニューアルしていけたらと思ってます。

今の時代、オフィスはいらない?

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ーーそこで、Huuuuの移動型編集部を受け入れてくださったと。

仕事の領、域も近いですし、色んなアイデアを持ってそうだなと思ったんです。あとは「移動型編集部」ってコンセプトも面白いですよね。合理的な判断をすると、今の時代、オフィスはいらないと思うんですよ。

ーーふむふむ。詳しく聞きたいです。

会議はオンラインで可能だし、電源やWi-fiはカフェにある。印刷もコンビニでできますし、オフィスの機能が街に分散してるんです。

だからオフィスにコストをかけるのは、ある種の趣味性になっている気がしていて。仕事が進むための雰囲気や空気感をいかに作るかなのかなと。

その点でいうとシェアオフィスも同じで、場の空気やイメージが重要になっていると思うんですよ。Humansの場合は、やっぱり運営元であるNCLの空気が反映されているはずで。

ーー表参道らしい洗練された感じはありつつ、ローカルの現場で汗を流しているからこその「泥臭さ」はどことなく感じます。泥臭さは僕たちHuuuuとしても共感する部分ですし。

地方に存在する、金銭的じゃない「豊かさ」ってありますよね。そこはNCLの大切にしている点です。

ーー地方の豊かさ、ありますね……ここに2ヶ月通って痛感したんですが、表参道でランチするとき、手頃な値段で野菜食べるのめちゃくちゃ難しくないですか? 

わかります!(笑)「野菜砂漠」感はありますよね。やっぱりランチ千数百円とかの店が多いので、手頃な店は大戸屋さんくらいしかないかも。

ーーふだん、ローカルで美味しくて安い地場野菜を食べてるので、よけい東京の野菜砂漠っぷりを感じるんですよね。それこそNCLさんローカルのつながりがあるので、各地の拠点から野菜を取り寄せたりできませんか?

たしかに! 繋がりはたくさんありますよ。取り寄せた野菜を、ここで定期的に販売するのも面白いですね。

ーーいっそ、お互いのメンバーや知り合いを集めて野菜を食べる会をやりませんか? 

いいですね! それこそHuuuuさんが繋がってるライターや編集者の方に、うちのローカル拠点にも遊びに来て欲しいんです。地元の面白い店とかいっぱい紹介できますよ。そもそもHumansを知って欲しいですし。

Humans×Huuuuの交流会が開催!

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ということで後日、実際に「旬の秋野菜を食べる」をテーマにした交流会が開かれました!

当日会場に集まったのは、ライター、編集者、デザイナー、イラストレーター、プロデューサーなど職種もさまざまな約40名。

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埼玉県小川町と石川県加賀市から届いた大量の野菜を、外苑前で「ことり食堂」を営む料理人・中里希さんが調理してくれます。

完成した料理はこちら!

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■メニュー
石川県加賀

・里芋のハーブチーズ和え
・さつまいものバター醤油
・青首大根の煮物
・さつまいもとネギの蒸し野菜
埼玉県小川町
・赤サラダからし菜とサラダからし菜、京水菜、姫赤かぶ、本紅赤かぶ、赤レタスのサラダ
・じゃがいもとブロッコリーのハーブもりだくさんグリーンカレーがけ
・ネギとちぢみ菜と黒キャベツのにんにく炒め
・赤米のまぜごはん
岩手県遠野
・ひとめぼれ(新米)をバーミキュラの炊飯器で

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ドリンクにはNCLの手がける「奥大和ビール」が並びます。


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ずらりと並んだ秋の味覚に皆の顔もほころびます。中里さんから料理の説明があったのち、いよいよ交流会がスタート!

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いっせいに料理へ手が伸びます。野菜本来の味をしっかり味わってほしいと、やさしい味付けが中心。口に入れると目の前に自然の景色が広がります。これこれ、この濃厚な野菜の味わいに飢えてました……。

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美味しい料理を食べながらだと、自然と会話も弾みます。

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普段会わない異業種どうしの出会いも生まれ、名刺交換したり、

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お酒片手に談笑したり。15合(!)用意されていた秋の新米も気づけば完食。所属や職種の垣根を超える、いろんな交流が生まれた夜となりました。

Huuuuとしても実験だったこの移動型編集部プロジェクト。こうして一つの形になったことで非常に手応えを感じました。NCLさんとは今後とも、さまざまな形で連携していけたらと考えています。

そして、最後にお知らせです

現在、Humansさんでは入居者を絶賛募集中です!

地域のネットワークや、ローカルの仕事に興味がある方に特にオススメ。個人・法人問わず入居可能です。

ワーキングスペースとしての利用だけでなく、イベントや展示場所として、ローカルプレイヤーとの出会いの場として、さまざまな可能性を持ったHumansさん。

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詳しい条件や見学・申し込み希望、質問などは以下のメールアドレスまでご連絡ください〜!

Mail:humans.place@gmail.com
担当:尾崎渉さん


執筆:友光だんご

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