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【第15話】Yさんとの別れ【その1】

※連載モノなので、マガジンからお読み頂くと、順番にお読み頂けます。

母親の呪い

 前述したとおり、Yさんとは暫く会っていませんでしたが、Yさんのお父さんがたまに連絡をくれ、食事に連れて行ってくれていました。

 ある日の食事後、Yさんのお父さんから、封筒を渡され、

 「Yからの手紙です。」と。

 嫌な予感しかしませんでした。

 家に帰り、恐る恐る中身を確認すると、延々と、私の母親からメンタル攻撃を受けていること、

 息子が出ていったのはあんたのせいだから責任を取れだのと言われていること等々が綴られていました。

 最後に、母親から突き付けれた条件として、責任を取って私と結婚をするか、キッパリ別れるか、どちらかにしろと言われたと書いてありました。

 手紙を持つ手が怒りで震えました。

 Yさんに対して、申し訳無い思いで、胸の奥がぐしゃぐしゃになって。

 Yさんに会いたい。

 でも、俺と付き合ったせいで、仕事を辞めることになったYさんに申し訳なくて、もう会えない。

 Yさんは結構堅い仕事をしていて、立派な稼ぎがありました。

 俺のせいで仕事を失わせてしまって。 俺と関わると、ずっと母親がYさんに付きまとって、Yさんは絶対に幸せになれないんじゃないか。

 悔しくて。

 無念で。

 俺はなんて無力なんだろう。

 一晩、泣き明かしました。

・・・

・・・

・・・

・・・

 次の日、母親に手紙を書きました。

 「Yさんと別れます。俺は一人で生きていきます。居場所は探さないで下さい。お母さんを裏切ってごめんなさい。」


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ホームレス高校生→ブラック企業の跡取り婿→創業者一族の理不尽に反発して独立 苦労続きの人生をノンフィクションで綴り、あなたの励ましになりたい 過去を振り返りながら、人の優しさを思い出しています 人が輝く資本主義を体現する、力のある経営者を目指します 座右の銘は「不撓不屈」
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