見出し画像

【第3話】突然のモテ期到来

※連載モノなので、マガジンからお読み頂くと、順番にお読み頂けます。


幸の薄い男がモテることもある

 そんな不安定な毎日を過ごしていた私に、突然モテ期が来ます。 同級生に誘われて参加したボランティア活動のサークルで、二人の女性に出会いました。

 一人目は、隣の高校の同い年のTさん。 セーラー服姿が眩しい、瞳が大きく、笑顔の素敵な女性。

 二人目は、7才年上の、社会人Yさん。 スタイル抜群の美系お姉さん。

一目惚れ

 私は初めてTさんに会ったときに、一目惚れをしてしまいました。 正直、ボランティア活動なんて全く興味がないというか、人のお手伝いどころではないというのが当時の私の状況。 Tさんに会うためだけにサークル活動に参加していたようなものでした。

 ですが、当時Tさんには彼氏がいたのです。 貧しい家庭環境が人を卑屈にするのか、はたまた、元来卑屈な心を持った者が貧しい家庭を選び選ばれそこに生まれるのか・・・

 いずれにせよ、私は当時【超絶】卑屈な人間で、自分が他人に好かれる訳がないと、思い込んでいました。

 当時高校2年生。 それまで恋愛経験がなかった私は、Tさんに想いを寄せるだけで、何も行動できずにいました。

年上の女性の魅力(という名の魔力)

 そんな私に、なぜかやたらと絡んできたのが、Yさんでした。 7才年上ということもあって、全く守備範囲外だったのですが、帰り道に気付いたら二人きりになっていたり、「座右君て、私の好みだよ。彼女いないの?」などと、思わせぶりなことを言ってきたり。

 ある晩、Yさんと二人で自転車を押しながら歩いて帰る道中、Yさんが急に、「実は私の家、ここなんだよね」と、いつも通り過ぎるマンションの前で立ち止まりました。 「なんでいつもは通り過ぎてたんですか?」と聞くと、「座右君と少しでも長く一緒にいたかったからだよ」と。

 またまた・・・

 モテない男子高校生を冷やかすのも程々にしてくださいよと、自虐的に返すと、

「よかったらうち寄ってく?夕飯まだなら、簡単ものだけど作ってあげるよ」と!!!

 えええ!!!

 それってどういうことですか?

 25才独身、綺麗なOLさんのワンルームマンションに夜21時にお邪魔するなんて、童貞(どころか異性と付き合ったことすらない男)にとっては、刺激が強すぎっすよーーーーーーーー

 と、かなり動揺してしまいました。

 えぇっと…と返事に困っていたらお姉さんは、

 「なんてね。あまり帰りが遅いと親御さんが心配するといけないからまたね」

 ときたもんだ。

恋愛強者はまず、相手に自分への興味を持たせるのだ

 この日以来、

 「Yさんはどこまで本気で言ってるのだろうか。」

 「俺のこと本当に好いてくれているのか。」

 「いやいやそんなことあるハズがない… 。」と、

 気が付けばYさんのことばかりを考えてしまうように…

 貧乏暮らしで卑屈な、モテたことのない寂しい小僧が、

 「人生捨てたもんじゃないwww」なんて、やすやすと浮かれてしまったのは、言うまでもありません。 (私はそんな安い男です。)

 

 

 

 

 この出会いが、ホームレス高校生という地獄へと転がり落ちるきっかけになるともしらずに… 


続きはこちら↓↓↓ 〜続きを読む前に「スキ」忘れないで〜


この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?気軽にクリエイターを支援できます。

必ずあなたのnote読みにいきます!
10
ホームレス高校生→ブラック企業の跡取り婿→創業者一族の理不尽に反発して独立 苦労続きの人生をノンフィクションで綴り、あなたの励ましになりたい 過去を振り返りながら、人の優しさを思い出しています 人が輝く資本主義を体現する、力のある経営者を目指します 座右の銘は「不撓不屈」

コメント2件

こんにちはー!
こちら読み始めたのですが、想像以上に過酷ですね……。座右さんの明るさ、人の良さげな文章にこんな背景があったとは…(・д・)
暗くて需要のない話を読んで頂き、とても嬉しいですm(__)m

暗さの深淵を突き抜けてみたら、明るさがありました☆
コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。