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【第5話】優柔不断な男には明るい未来など来ないのだろうか

※連載モノなので、マガジンからお読み頂くと、順番にお読み頂けます。

もしかして待ち伏せされてたの?

話はTさんを見送った電車の駅に戻ります。

 Tさんの手提げバッグを握りしめて、どうやってTさんに返そうか(というか、二人で会う約束をゲットしようか)と思いを巡らしながら改札を出る私の目の前に、なんとYさんが偶然現れたのです。(偶然だと信じたい私)

 「おつかれ!今帰りなの?私もちょうど出張から電車で帰ってきたところなの。一緒にかえろうよ」と。

 で、私の手には、明らかに女子が持ちそうなかわいらしい手提げバッグが。

 「あれ、その手提げどうしたの?明らかに女ものだよね?」

 「あ、えーっとこれは・・・」

 「そういえば以前Tさんが同じもの持ってたけど、もしかしてTさんの手提げ?」

 「そうなんです。じつは今Tさんを電車で見送ったばかりなんですけど、重そうだから預かったら、そのままうっかり持ってしまって。」

 「そうなんだ。じゃあ私Tさんの電話番号知ってるから連絡してあげるね。」

 やめてあげてーーーーー !!

モテないウブな高校生など赤子の手を捻るようなもの


 モテない男なりに頑張った作戦が台無しになってしまうじゃないですかーーーーー!!

 お願いだから、いたいけな男子高校生の精いっぱいの勇気を、察してあげてーーー!

 嫌な汗をかいているいる私を後目に、YさんはTさんにメールを送り、

 「今度の日曜に私がTさんに渡すからあずかるよー」

 と言うではありませんか。

 このへんは、さすが25才OL(恋愛強者)。

 今思えば、私の浅知恵などお見通し。


女性にも狩猟本能が備わっている


 この時、Yさんの年下キラー細胞に火がついてしまったようです。

 更に、女性同士というのは恐ろしいもので、この週末、YさんからTさんに、

 「私も、座右君のこと好きなんだ。お互い抜け駆け無しにしようね。」と言われたんだそうです。

 こんなことを数年後にTさんから聞かされることになるとは・・・

 この日をきっかけに、私に対するYさんのアプローチが激しくなっていきました。 優柔不断な私は、Tさんへの片想い(実は両想いだったわけですが、卑屈な私はそれを信じられなかった)を引きずりながら、お姉さまの誘惑に負けてフラフラとしてしまうのでした。

 サークルの帰り道にYさんの家で夕飯をごちそうになるようになり、そのうち寝泊まりするように。

 前述したとおり、当時の私は家を追い出されることが多く、同級生の家を転々としていたため、社会人の経済力(と性的アプローチ)は破壊力抜群でした。

 でも、Tさんへの想いを捨てきれない私は、Yさんと付き合う決意ができず、しばらく中途半端な関係を続けていました。

 
 そんな優柔不断な男には、幸せを掴むチャンスなど、巡ってこないのだというのが教訓


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ホームレス高校生→ブラック企業の跡取り婿→創業者一族の理不尽に反発して独立 苦労続きの人生をノンフィクションで綴り、あなたの励ましになりたい 過去を振り返りながら、人の優しさを思い出しています 人が輝く資本主義を体現する、力のある経営者を目指します 座右の銘は「不撓不屈」
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