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保護犬(成犬)を家族にした時の確認事項!!

10万円の使い道はモノではなく、スキルや経験を買うことに使おうと思っている中村です。

保護犬の内訳で圧倒的に多いのは子犬ではなく、成犬です。
ご縁がなかなかない、厳しいことを言うのであればもらい手がつきにくいです。
シニア犬や障がい・疾患を持っている子はさらに厳しい状況で、保護施設や預かりさんのおうちで息を引き取ることも少なくありません。

でも、あなたがこれを読んでいるということは、成犬・シニア犬を家族にして下さったということでしょうか?
もしくはこれから迎える予定ですか?

何にせよ数多あるnoteの中から見つけて下さってありがたいですほんと。

個人的な話を申しますと、私は成犬としか暮らした経験がないのと、成犬とどうやって距離を詰めていくかで少し悩んだ、というか今でも悩んでいるので同じような状況の飼い主さんに届けばいいなぁと、成犬の保護犬を迎えた方に向けたnoteを3つに分けて書いてみます。

今回は「確認事項」ということで0章みたいな感じです。
これを頭に入れておけばとりあえず大丈夫!考えるのはあとからです!

月齢をきちんと確認する

保護された時の状況によりますが、ほとんどのわんこは正確な年齢が分かりません。
若いほど判断はつきやすいのですが、正確な年齢は一生わからないと思ったほうがいいかもしれません。

今一緒に暮らしている雑種犬「らん」さんは県管轄の保護施設からやって来たのですが、その時点では5〜8歳という推定でした。
その情報を信じて引き取り、いざ動物病院に狂犬病予防接種を受けにいくと、歯がかなり綺麗な状態だったことから3歳半くらいではないかと、ランさんかなり若返ってしまいました。
保護施設の判断が間違っていたというわけではなく、それくらい月齢の判断は曖昧で難しいので、改めて動物病院できちんと聞いたほうがいいかもしれません。

病気の有無を確認する

民間の保護施設や団体にもよりますが、保護された時点で健康診断や精密検査をしている場合があります。
その場合は病気の有無が分かり、譲渡する際にはその情報も新しい飼い主さんに引き継がれますが、保健所から直で引き取った場合などは詳しい検査はされていません。

獣医師が駐在していても検査できる環境が整っていなかったり、基本的に誰かの所有物なので(首輪をしている場合)勝手に動物病院に連れていくことはできない、などなかなか難しい現状です。
税金で運営しているという点も関係してる気がする…ここまでお金が回ってこないのかなぁ。

とにかく、状況によってはきちんと動物病院で精密検査をしたほうがいいなぁ!って思います。
病気が見つかれば、その後の暮らし方とか気持ちの整理する時間をゆっくり作っていきましょう。

月齢による傾向を理解する

おおよその月齢が分かったら、かかりやすい病気や性格が少しだけ分かってくると思います。

一般的には歳を重ねるほど落ち着いた犬になると言われています。

犬のライフステージ
2〜4ヶ月  好奇心旺盛
5〜8ヶ月  成長期
9ヶ月〜3歳 やんちゃで元気いっぱい
4〜6歳   落ち着きが出てくる
7〜10歳   老いの兆しが見られ始める
11歳〜    健康寿命を伸ばす
(いぬのきもち犬との暮らし大事典 より)

引き取ったわんこはおおよそどのステージでしょうか?
どうしても、子犬のときから一緒だったら何か違っていたのでは…とどうしようもないことを思ってしまいがちですが若ければいいというわけではありません。
子犬の頃から一緒に暮らしても、飼い主の飼育次第では問題行動を起こす犬になるし、成犬になってから新しい飼い主に出会っても、適切な飼育のもとで暮らせば月齢に関係なく素敵な犬になります。
飼い主の向き合い方で、愛犬はどうとでも変わるのです。

なんとなく犬種を推測する

穏やか、やんちゃ、社交的、運動好きなど、月齢のほかに犬種による性格の傾向もあります。

ジャックラッセルテリアは小動物を追うために作出されたので、有り余るほどのパワーと知性を持っています。
成犬になっても大人しくなってくれない…しつけが悪かったのかな、と思う前に活動量の多い犬種であることを理解する必要があります。
運動量を増やしたり、頭を使う遊びも取り入れたりと、犬種の特性を活かした方法で行動欲求を満たしてあげましょう。

犬種が分かっているならそんなことはすでにやっている、とお思いの方!
もちろん分かっております。
雑種はどんな血統が混ざっているのかわからないぞ!と。

ランさんのように外見に親の特徴が出ている子であれば割と予想はしやすいです。

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おそらくランさんは父か母がボーダーコリー。

しかし、先代犬ボタンさんのように全く予想がつかない子もおります。

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雑種と雑種が何代にもわたって交配した感じで、親の犬種とかいう次元ではありません。
ちなみに、毛色の遺伝子では茶色が一番強いので多くの犬種が掛け合わされるほど茶色の犬が生まれるとどこかで見た気がします。(間違ってたらごめんね!)
判断材料が足りないボタンさんですが、保護された場所が田舎なので、土地柄を考えると和犬の血が入っている可能性はかなり高いです。
何としてでも外で排泄をしたがる感じは和犬に似ています。

犬種の特定が難しくても、行動からある程度予想することもできます。

小さいおもちゃをよく追いかけるのであれば、テリアの血が入っているかもしれないし、水が好きで何かを口で運ぶのが得意な子はレトリーバーかもしれない。
など。

犬種なんて関係ないと思われるかもしれませんが、愛することにおいてはもちろん関係ありません。
しかし、どんな血統なのかを知る(予想する)ことでかかりやすい病気に対して予防できたり、効率の良いしつけ方ができたりと知っておいたほうが愛犬のためになることもあります。
というか愛犬のルーツって知りたくなりません!?

遺伝子検査のサービスがあるので、細かく血筋を知りたいという方はやってみてもいいかもしれません。
ちなみにうちのランさんもやろうかなと思ってます…。

保護されるまでの経緯を知る

保護施設や団体の職員さんに詳細をしっかり聞いてどこからレスキューされたのか、レスキューされた時の状況、施設に来てからの様子、何に対して喜んで何に対して怖がるのか、感情の起伏はあるのか、とにかく聞いて、よく観察しましょう。

保護犬だからと甘やかすことなく、怒るときは怒るというのは正しいと思いますし、私もその姿勢で日々愛犬と向き合っています。
だからと言って例えば、マズルを縛られる虐待を受けていた犬に対してマズルを掴んで叱るのは違うと思いますし、閉所を怖がる犬に対してクレートに閉じ込めてしつけをするのも違うと思います。

きちんと社会に適応させることも大事ですが、心に寄り添いながらできることとできないことを見極めながら暮らしていくのも大事だと個人的には思います。
何でもかんでも無理に克服させることはなく、周りに迷惑をかけることなく生活できれば十分です。

成犬のハードル

地元の保護団体HPの里親募集ページをちょこちょこ覗くのですが、新しく保護された子犬がいるなぁと思ったらその日のうちに譲渡が成立することが頻繁にあります。
あまりこういうことは言いたくないのですが、子犬というだけでブランドが生まれ、人間はそのブランドに惹かれているのは事実だと思います。
「保護犬を引き取りたいけどできれば若い犬がいい」と思うのはエゴだけどそう思うのはきっと自然なことです。
そう思ったからこそ救われた命もあります。

誤解を恐れずに言うのなら、「選ばれなかった犬」たちを選んでくれた人もいます。
その選ばれなかった犬というのが成犬やシニア犬になりがちです。
生きる力をこれから学んでいく子犬と、すでに生き方を知っている成犬とでは新しい環境に適応する速さが違って来ます。
多くの成犬が新しい居場所に慣れるまでに時間がかかってしまうし、そこがネックで引き取り手が少ないことに繋がってしまうのかもしれません。
シニア犬については一緒にいられる時間が短い、持病があるというのがご縁から遠ざけてしまっています。

成犬・シニア犬・持病、障がいを持った保護犬を引き取った飼い主さんたちをサポートできる場所やコミュニティがあれば、保護犬全体の譲渡率も上がるのではないでしょうか。

何より、どんな犬でも一緒に暮らせばその子が世界で一番最高なわんこです。
困ったら、同じ境遇を持つ犬を引き取った飼い主さんに聞いてみましょう。
わんこを幸せにしたい思いは同じはずですから親身に答えてくれるはずです。

ちょっと長くなってしまいましたが、今回は成犬の保護犬を迎えた方・これから迎える予定の方に向けた3つのnoteのうちの一つ目でした。

二つ目は明日、投稿しようと思います。

では、素敵なわんこライフを!

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また見てね〜
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いきものが好きな人です。気分がいい日にnote更新中。。🐶noteでは主に犬とそれを取り巻く環境についてざっくり書いています。わんこの似顔絵作成始めました!ブログもやってるよ。。https://nakamurahusky.com

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初めて犬と暮らすと困ったことだらけ!!そんな方へおこがましいですが助け舟になったらなぁと、私が保護犬2頭と暮らした経験を踏まえて書き残しておこうと思います。しつけのテクニックや健康管理の知識ももちろんありますが、モットーは「飼い主さんのメンタルに寄り添う」マガジンです。。

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