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オタゴンに寄せてメリークリスマス

あのVirtual怪獣のオタゴン氏がクリスマス前夜に合わせて活動を開始している。

リア充イベントのたびに担ぎだされる性欲怪獣オタゴン

僕がオタゴン氏を認知したのは8-9月ごろで、「バーチャル性生活」と言う非常に不穏な単語と共にネットの海底から浮かび上がってきた怪獣さんである。

その時のことはブログの方で書いている。(なおこの記事の予見は当たっていたようで、先日オタゴン氏は彼女を「レンタル」した。世界は形を変えても一点に収束する)

オタゴン氏を特徴づけるのは過剰なまでの自己肯定感の低さとその低さから生じる性行為への鬱屈とした感情とそれらを豊かに表現できる文才の三つである。


リア充とされるイベントのたびに、もしくは性欲的な事柄が話題になるたびに出現するオタゴン氏を見ていると、望む望まずに限らず今では誰しもが持つこととなってしまった「鬱屈とした性欲」のアイコンとしてフォロワーに認知され、神輿のように担がれるようになってしまった事には同情を禁じ得ない。

おそらく次のオタゴン氏の活動時期はバレンタインデーである。

社会落伍者としての共通点の多さ

何度も言うがオタゴン氏を特徴づけるのは三つある。

自己肯定感の低さ
性行為への鬱屈した感情
豊かな文才

とは言え、この三つがオタゴン氏の持てる魅力(耳目を引き付ける力という意味でポジティブな意味ではない)のすべてではない。現在進行形でオタゴン氏は他者とのネガティブな共通要素を獲得しつつある。

人と言うのは他者との共感を軸にコミュニケーションをとる生き物であり、他者を身近に親密に感じるためには自分との共通点が多くあればあるほどいい。

最近のオタゴン氏の活動(?)と言えば、痛風、大学の中退、そして彼女の「レンタル」といったおおよそネガティブに近い要素でしかも面白く、非常にニッチな共感を得られるものばかりだ。

また年齢も絶妙だ。氏は現在23歳であるらしいが、誰しもが何らかの思い出を持つ20代前半と言う年齢に狙ってこれらのことをやっているとしたらたいしたものである。

褒めてはいるが同時に悲しくもある

場合によっては上記の発言はオタゴン氏をけなしているように見えるかもしれないが、どちらかと言うと褒めているのだ。そこは間違えないでほしい。

ただ、こうしてネガティブな共通点を軸に氏のフォローが増えていく過程を見ると同時に悲しくもある。

なぜなら、このネガティブな共通点を持つ人間(もしくはそれを面白がる人)が増えているということだからだ。

個人的にはもっと社会は多くの人間が温かく暮らせるような状態になってほしいと願っているが、おそらくそれは無理だろうし彼のような存在がどうしても必要なのだろう。

オタク用語でいえばアンリマユとしてオタゴン氏のような人間が必要なのである。

オタゴン氏への個人的な助言

完全にいらないお世話なのでここから先は有料で読めなくしておく。

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