恒例:フォトジェニックなゲーム

恒例ですが、今年出会ったフォトジェニックなゲームを紹介したいと思います。私はゲームを購入する際には、見た目を重視して選ぶことが多いです。

今年の目玉は、何と言ってもMARENGO1800 ( Wargame Process Edition社 )です。

ゲームデザインの基本コンセプトとして、コンポーネントに工夫を凝らすことで、プレイアビリティを上げたいというデザイナーの意図が明確に感じられます。

ユニットが紙製ではなく、プラスチック製でダイヤル式になっています。戦術級のゲームの中には、損害が嵩んでいくと戦闘力が落ちていき、その減少した戦闘力をプレイヤーに再計算させるものもあります。このゲームでは、それが不要です。損害が出れば、ダイヤルを回します。そうすると、減少した分に応じた戦闘力の新たな値が分かります。ナポレオニック独特の隊形も、プラスチックの部品の向きを変えることで表します。マーカー類は使いません。


また、専用のダイスを用意することで、CRT を廃止しています。例えば、砲撃では、砲兵の砲門数に応じて、どのダイスを使うかが決まります。ダイスを振って、出た面に印刷されている内容を見ます。砲撃距離別に結果が書き分けられています。何と言うか、ダイスを振ると言うより、CRT そのものを振っているような感覚です。専用ダイスは、そのほかに、「歩兵対歩兵」用、「騎兵対騎兵」用、「騎兵対歩兵」用に分かれています。さらに、「歩兵対歩兵」戦闘では、損害判定時に、勝者用損害判定ダイスと敗者用損害判定ダイスが分かれています。とにかく、プレイヤーにチャートを見させないということにこだわり抜いています。


次に紹介するのは、Chancellorsville 1863 ( Worthington Publishing社 ) です。
秘匿移動ができるように、互いにスクリーンを立てます。
初期配置も隠せます。


マップだけ見て、どうしても欲しくなってしまったのは、
Imperial Struggle ( GMT社 )
An Attrition of Souls ( Compass Games社 )
Freedom ( PHALANX社 )
です。

特にImperial Struggleはゲームの出来も素晴らしく、今年一番プレイ回数が多いゲームでもあります。


見た目重視で選んでしまう分だけ、地雷を踏む確率も高いのですが、懲りずに地雷原を徘徊しています。うーん、なかなかこれはやめられません。

2020年12月19日 記


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