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5年ぶりに給料をもらった | 15分で考える音楽以前のこと(22)

ただの生活がこんなに悲しいとは 愛おしいとは

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2021年2月25日、木曜日。給料をもらった。請求書を書かずに、雇用契約による金をもらうのは、実に5年ぶりのことである。

コロナの第三波を目前にした2020年10月、フリーランスで突っ張り続けることに「守り」を感じてしまったこと、いますぐに東京から北海道に移り住む予定がないこと、しかしながら東京と北海道の移動が難しくなってきたこともあり、よく連絡をとったり仕事をしたりしていた友達の会社に入社する決断をした。決断の内容や、そこからのことを語るには万の言葉、もしくは5杯のビールが必要なので割愛する。

毎朝布団から這い出て、絶叫しながらシャワーを浴び、夜遅くに帰る日々である。土日は気絶している。相当強く気を持たないと、すぐに「ものづくり」からは引き剥がされてしまう。諦観は底に溜まる。自我は歳を取るたび薄くなる。コンビニで中途半端に美味いものを食べ、脳の芯を揉まれてしまう。

それでも、何一つ諦めていない。12月も株式会社トーチつながりでお声がけをいただき、色々と発表ことができた(詳しくはトーチのTwitterを御覧ください)。さらにありがたいことに、トーチ以外でもアレを作れ・コレはまだか、と急かされている(急かされてはダメです)。

躁と鬱に打ちのめされながら中庸を目指し、タフではない自分の飛距離を伸ばす。いまは、息を止めてそれだけを考えている。愛しているすべてを愛し続けるために。

サポートの使いみち 👉 インディペンデントでDIYなものにつかいます そうするとインディペンデントでDIYな経済圏がうるおいます そうするとあなたの暮らしに選択肢が生まれます それはあなたの人生を豊かにします