体と心のシンクロ率次第では言い訳にもなり得る
風邪をひいた。
GW初日から出鼻を折られるようだった。
それでも今日は外せない予定があったから体力の回復に努めて、栄養ドリンクを身体に染み渡らせる。
別にリスケしても良かったけど、今日を逃すとこれから先一生会えなくなるんじゃないかという恐怖が僕を襲った。
ただ会って、話して、オシャレなお店でランチして、何かあるわけでもなく、二人の愛を語り合うわけでもないけど、今日まで生きる上でモチベーションになりえるだろう。
メリットデメリットで考えると特に自分にとって美味しい話はないけど、この約束を破ったら次はない、そんな感覚で使命感に駆られていた。
果たして、この文章のような僕の想いと相手の想いの差分はどれくらいなんだろう。もしかしたらリスケしても問題なかったし、無理して会うくらいなら万全な状態が望ましいとか。むしろ、別に会いたいわけではなく仕方なく約束をしたからには人としてそれを守らないといけないという使命感で会ってくれたのかもしれない。
誰かとに自分気持ちを100%伝えるのは難しいのと同じで、相手の気持ちを100%汲みとれることはできない。
それでも、少しでも、半歩でもいい。
想いの差分をなくすために伝えようと思った。思っただけで今日も伝えられてないのは風邪のせいにしてしまおう。
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