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現代刀を鑑賞


今日は、頼山陽史跡資料館に行ってきました。企画展の「刀匠久保義博の世界」の刀剣鑑賞です。久保刀匠は広島県在住の刀鍛冶です。昨年も広島県の刀匠が作刀した現代刀の企画展にも来させて頂き、久保刀匠とも少しお話をさせて頂きました。


「頼山陽居室」脱藩騒動を起こした山陽が5年ほど幽閉されていました。

刀剣の鑑賞は、まず姿を楽しみ、刃中の働きを私は見るようにしています。これは人それぞれだと思います。私は、刃文や切先の大きさ、反りを見ます。刃中の働きは光の反射で見えてきますので鑑賞位置を変えて「匂口」「沸」「映り」を見ています。

本日の鑑賞したい刀は、
おそらく造りの短刀です。

おそらく造りの短刀

横手を後方に持ってきてふくらが長くなっています。逆丁子の刃文を荒々しさを感じます。

続いては、菖蒲造りの脇差

こちらも荒々しい刃文です。

古刀で菖蒲造りだと長巻直しを思い出される方もおられますが、現代刀ですので長巻ベースではございません。


冠落とし造りの短刀

太刀も数多く展示されていました。

企画展「刀匠久保義博の世界」は9月1日(日)まで頼山陽史跡資料館で開催しています。

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