思考が深い人の考え方

どんな物事にも必ず側面が隠れている
その側面を見れるようになりなさい

ぼくは過去にこう教えられたことがあるんだ

これが賢い人とそうじゃない人の違いだよ

すごい難しいことなんだけど
理解すると周りからの目が変わるよ

だからついてきてよ

文頭の「側面」っていうのは
1つの比喩表現だね

これ以上当てはまるものがないくらい
そのまんまだよ

例えばね

この円が普通の人が見えている視点で

この円に側面が追加されて立体となった
この景色を賢い人が見る視点ってことだね

この2つの違いには雲泥の差ほどのコミュニケーションスキルの
違いが隠れているんだよ

この2つの視点を想像しながら読んでみて‼️
必ずわかるよ

この図で円の部分を表しているのは
1つの物事に対する事柄なんだ

側面の部分を表しているのは
その物事を裏付ける、感情、損得勘定などいろいろってとこかな？

詳しく説明していくよ

例えば

きみは子供を1人育てているとします
その子供が算数のテストで10点を取りました

「普通の人の視点」なら
次からもっと良い点を取れるように
叱ると思うんだよ

ここまでをぼくが言った
円の部分を表しているんだ

いわゆる10点を取ったっていう
表面的な事実だね

賢い人はなにをどう間違えたかを考えるんだ

例えば
この子は凡ミスが多かったのか、かけ算が苦手なのか
なにかの公式がわかっていなかったのか

もしかけ算ができるようになったとしたら

40点まで伸ばすことができる
っていうふうに分析をするんだ

そうやってその子の解決策を模索するんだ

10点を取った事実に対して
なにが原因でそうなったかを色んな視点から探すってことね

それが側面を見るってことだよ

最初にぼくが物事には必ず側面があるって言った通り
これは全ての事案に当てはまるよ

例えばこんな時はどうかな？

仕事で若い新人の子が案を出すんだ

「この時は、⭕️⭕️した方が良いと思います」

みたいな感じでね

それが自分視点では間違いだったことが
わかっていたとしよっか

きみならなんて言う？

「それは間違えてるよやめなさいって
強く怒ってしまう？」

これが普通の人の視点だね

それとも

「よく思い切って、発言できたねえらい‼️
でも、○○だから間違えだよ」

上司に提案をするって
勇気がいることだと思うからね

バカにされるかもしれない
的外れかもしれないっていう
心配は常にあると思うよ

こういう「部下の思い切った行動」
に視点を当てて褒める

っていうのも立派な側面だよ

ぼくなら実際にやらせるかな

もちろん、その子が危険な目に遭ったり
会社にとって大きな損失になりそうなら別だけど

口で言うよりも体感してくれた方が
人は育つからね

この失敗で部下を育てるっていう損得勘定に
視点を当てるなら、こうなるかな

人によってはもっと違う視点から
考えることもできるんだろうけどね

少し前のことなんだけど

ぼくの知り合いの女の子がアイドルになりたくて
上京する道を選んだんだ

周りの人たちから「がんばれ」「きみならできるよ」
って見送られてたよ

ただその女の子の決断の裏側には
大きな側面があったみたいなんだ

アイドル志望の人はみんな10代とか
若いうちからする人が多いらしいんだけど

その子はとっくに20歳を超えてからのスタートで

上京してアイドルを目指すっていう決断に対して
「追いつけるか」「成功できるか」ずっと悩んでたらしい

そこでぼくがもっと若い子たちが
先に目指して努力している中に

飛び込んでいける勇気すごいよって
褒めたことがあるんだ

狙ったつもりもなく
思ったこと言ったつもりだったんだけど

たまたま側面と言動が噛み合った感じかな

すごく喜んでくれたよ

こんな感じで

子供が10点を取った
部下が間違えた案を出した
友達が思い切った決断をした

そういう1つの事実だけにフォーカスするんじゃなくて

角度を変えて色んな視点からみてみてよ

相手の感情、努力、くせ、メリットなどなど
色んなストーリーが隠れてる

そこを考慮してあげれるのが、賢い人だよ

今でもぼくは後から後悔することがばかりだよ
気づけなかったことも
後々冷静に考えて理解できたことも多いからね

その度にまだまだだなーって思ってるよ

だから一緒に頑張ろうね