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多様性…自分の居場所と周りの居場所を確保する 【Humanize Voice ~ よしつぐの独り言…】

 昨年MIMOSA+を立ち上げたこともあり、様々な企業また個人の方から、多様性・ダイバーシティに関する話を聞く機会が増えています。

 ◆MIMOSA+(ミモザプラス) https://mimosa-plus.com/

 多様性・ダイバーシティと言葉では表現されますが、その捉え方は様々だと実感しています。
 様々だと言いながら、意外と?多様性・ダイバーシティーはこうあるべきだと言われる場面に遭遇することもあります(笑)

 個人的には、多様性=多様であることは目指すもの(目的)というよりも、気が付いたら多様になっていたという状態が、理想のような気がします。

 あくまでも個人的な考え方ですが、多様性が必要と言うよりも、多様な状態を阻止するような画一的・硬直的な状況を崩すことが必要だと感じています。
 多様な状態というよりも本当は自然な状態だと言えますが、その自然な状態を阻止するような不自然な力が働く場面が多々あります。
 明らかに存在する余地があるにもかかわらず、あるべきところに存在することが許されず、存在することができずに排除されている状態には息苦しさを感じます。

 よくダイバーシティ・多様性の文脈で、活躍や成長という表現が使われることもありますが、活躍する(できる)、成長する(できる)と言うことよりも、一人ひとり(一つひとつ)が存在している(存在できている)ことが大切です。

 逆に言えば、まだまだ居場所さえ保証されていない貴重なリソース・タレントがたくさんあるように感じています。

 自分の居場所と周りの居場所を確保することは、画一的・硬直的ではなく、流動的な感覚が必要です。
 押したり、引いたりしながら、いつも相互に確認する…そんなやりとりも必要です。

 自分の居場所と周りの居場所、共に安心して存在できるような場所が確保できているか?
 自戒を込めていつも見直す感覚は持ちたいですね。


<ヒューマナイズ通信 2022.02.16掲載 一部修正>

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