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問題解決手法よりも問題解決に取り組む環境・メンバーの整備を! 【Humanize Voice ~ よしつぐの独り言…】


 リモートワークを含め、ヒトとヒトの距離感、ヒトと仕事の距離感が変わる中で、日々の業務の進め方や問題解決は、今まで以上に効率的に進むものもあれば逆に非効率になるものもあります。

 一般的に?定型的な業務については、集中できる時間が増えれば増えるほど、効率が高まる傾向が強くなります。その一方で、非定型的な業務やメンバー間で合意が必要な業務に関しては、距離が離れることによって非効率になっている…そんな話をよく聞きます。

 一人で完結できない業務ほど、距離があることによって発生するコミュニケーションロスや進捗確認の煩雑さをどう減らすかが課題になっています。非効率な環境により、ストレスが増え、さらに非効率を招くという悪循環はよくある構図です。
 また、問題そのものが複雑化する中で、問題に取り掛かるまでの準備、すぐに取り掛かるよりも解決すべき問題をクリアにすることも必要になっています。問題を解決する手法というよりも、問題に取り掛かる環境(それも手法の一部とも言えますが)をどう構築するか、組織運営の大きな課題になっています。

 複雑化する問題が増え続ける中で、問題に対峙する環境を構築するという点では、問題解決に参加するメンバー(=問題を自分事として捉え、アイデアを出し行動するメンバー)をどう増やしていくか、どう巻き込んでいくかも重要なテーマです。

 これまでのやり方や得意なパターン、特定のパワーに頼って日々の業務が遂行できれば問題ありませんが、それだけで対応しきれない問題・課題も増えているのではないでしょうか。
 これまでにない対応が必要な場合は、前述の通り問題に取り掛かる環境やメンバーをいかに準備するかが鍵になります。準備の状況が、集結したメンバーのパワーや可能性にプラスの影響を与えることもあれば、マイナスの影響を与えることもあります。メンバーのモチベーションにどのような影響を与えるかによって、組織・チームとしての問題解決力も大きく異なる状況が生まれつつあります。

 リモートやオンラインでの活動が増える中で、周りの連携・つながりの環境・メンバーの状況はいかがですか?

<ヒューマナイズ通信 2020.08.05 一部修正>

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