吉次 潤(よしつぐ じゅん)
伝えるのは、不満?要望? 【Humanize Voice ~ よしつぐの独り言…】
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伝えるのは、不満?要望? 【Humanize Voice ~ よしつぐの独り言…】

吉次 潤(よしつぐ じゅん)

 人材育成の現場で、「(不満は表現されるが、)要望を上手く表現できない人が増えている…」そんな声を聞くことがあります。

 例えば、面談の場面において、ある程度時間をかけ、人間関係(信頼関係)が構築できると、不満に関しては、次から次に出てくるようになります。
 しかし、「どうしたい?、どうして欲しい?」と要望を聞くと、言いたいことはあるようですが表現できない…、言っても仕方が無いと諦めている…、そういうケースが増えているようです(風土・文化の問題とも言えますが)。

 要望とは「物事の実現を強く求める」ことであり、不満とは「もの足りなく、満足しない」ことです。
 一般的には前者は前向き、後者は後ろ向きな印象を持つことが多いのではないでしょうか?

 同じ表現でも、要望として伝わるのか、不満として伝わるのか、それによって関係性も変わってきます。
 端的な例ですが、要望として受け取ったのか、不満として受け取ったのか、受け取り方によって、聞いた瞬間の表情も異なります。
 その表情によって醸し出される空気感・雰囲気も違ってきます。
 当然受け止めた後の行動も違ってきます。
 コミュニケーションにおいて、どう表現するか、どう捉えるかということは、やはり大事なことです。

 不満を吐き出すことは、本人のストレス解消につながります。
 ストレスが解消されることで、物事に意欲的に取り組めることもありますので、それは意味があることです。
 しかし、不満を言うだけでは、自分自身のストレス解消にはつながりますが、周りを動かすことにはつながりにくいと言えます。

 物事を進める、誰かを動かす(動いてもらう)には、当たり前ですが不満ではなく要望をきちんと伝えていく必要があります。
 受信側は、不満の中にある要望を探し出すことが必要です。逆に発信側は、不満を整理して要望として伝えることが必要になります。
 何かを表現する要所要所で「相手はどう思う?」と何度も考える機会&確認する機会を持つことも必要です。

 大切な関係性を維持する、さらに発達するためにも、ちょっとした表現や受け止め方の違いで、大切なことがかき消されないようにしたいですね。

<ヒューマナイズ通信 2022.07.06掲載 一部修正>
 https://humanize.co.jp/

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吉次 潤(よしつぐ じゅん)
ヒューマナイズ(humanize)代表取締役。人材開発・組織開発・キャリア開発・コミュニティ開発を通じて地域貢献を目指す。Helpingを極めたい!キャリア コンサルタント、ワークショップデザイナー。りんごの花保育園の理事も兼務