見出し画像

相談することで救われる、相談されることで救われる 【Humanize Voice ~ よしつぐの独り言…】


 コロナの影響で想定外の状況に陥り、不安や悩みを抱える人も増えています。
 キャリアカウンセラーとしても?長年仕事をさせていただいておりますが、この半年は色々と相談いただく機会が増えました。今まではどちらかと言えば、就職・転職・独立等のタイミング、キャリアの節目を迎えるにあたっての相談が多い状況でしたが、最近は節目に限らず日常的に相談を受けることも増えています。様々なご縁もあって、経営者の方や各分野で活躍されている方の相談を受けることも増えました。

 何かしら悩みや困りごと、引っかかりを感じて相談にお越しになるわけですが、色々な場面に遭遇します。できる限りまっさらな状態で話を聞こうと思いますが、感情的・感傷的になることもあります。聞いているだけで辛くなることもあれば、どんなに話を聞いても感覚的にわからない、そんな場面もあります。何年経ってもどうすればいいのか迷いが絶えません(笑)

 そんな中、来談者の方から「ありがとうございました。整理がつきました。救われました…」そう言った有難い言葉をかけていただくこともあります(もちろんそれだけではありませんが…)。自分自身でも何が良かったのか、わからない時もありますが、来談者の方に発見や気づきがあることは本当に喜ばしいことです。

 最近感じることですが、相談することで救われた感覚を持つ人もいると思いますが、同時に相談をされることでまた救われている人もいます。
 誰かに相談される、誰かに頼られることで、自分の存在を感じ取っている人も多いのではないでしょうか。相談する側-相談される側、どちらかが一方的に助かっているのではなく、やりとりをする中で、双方に得られているものがあります。

 相談するとプラスだけでなく時にはマイナスの感情を抱くことがあるかもしれません。それでも声を交わす、非言語でメッセージを交わすことで、双方救われることがたくさんあります。
 何気ないメッセージのやりとりを大切にしたいですね。

<ヒューマナイズ通信 2020.10.07掲載 一部修正>

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?