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未来を描く、三つの視点(観点)? 【Humanize Voice ~ よしつぐの独り言…】


 コロナや自然災害の影響を含め、変化することが増え続ける中で、益々先行きが見えないという話を聞くことも増えています。「先行きが…」という話題は、今に限ったことではありませんが、未来について話す時に明るい感じになるのか、暗い感じなるのか、様々なケースがあります。

 これらからのことを考える、未来を描く代表的な視点(観点)として、予想・理想・妄想(空想)という三つの捉え方があります。それぞれの言葉の使い方・捉え方は、個人差がありますが、ざっくりした意味合いは以下のような感じです。

 予想は、物事の成り行きや結果について前もって見当をつけることであり、冷静に現実を見据えたうえで先行きを想定する客観的な考え方。現実をベースにした考え方。

 理想は、心に描き求め続ける、それ以上望むところのない完全なもの。そうあってほしいと思う最高の状態であり、主観がベースとなったあるべき姿という考え方。

 妄想(空想)は、根拠もなくあれこれ想像すること、現実にはあり得ないような事柄を想像することであり、現実に囚われない考え方。制限が無い自由な考え方。

 実際は、予想と言いながら妄想(空想)的なことを考えたり、話したりすることがあったり、またその逆もあります。きっちり分かれているというよりも混在している感じではありますが、大きく分けると三つの捉え方があります。

 描くが未来が暗い(明るくない)捉え方をしている場合は、どれかに偏っていることが多い感じです。予想だけではやや夢が無く、理想だけではやや自由さに欠け、妄想(空想)だけではやや着手しにくい…、そんな感じでしょうか。

 それぞれが大切な捉え方であり、三つをぐるぐる回すことで、可能性ある未来(明るい未来)が見えてくるようなイメージです。個人でも組織でも偏った捉え方をしている場合は、違う視点(観点)を補うことも大切です。特に組織においては、異なる考え方が得意な人を組み合わせることで、多様な可能性ある未来が立ち上がることが期待できます。

 余裕が無い時ほど偏りがちになるので、少し整えたいですね。
 皆さんの周りでは、予想・理想・妄想(空想)どの話が多いですか?

<ヒューマナイズ通信 2020.07.01 一部修正>

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