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How Logical Thinking Helps you? ロジカルシンキングのすすめ

Hello everyone!
英語インストラクターの澤田彩花です。
今回は、英語…というよりも、日本語でもすっかり定着している「ロジカルシンキング(Logical Thinking)」というものについて書いていきます。


ロジカルシンキング、と聞いて、みなさんどのようなイメージを持ちますか?


カタそう…。
無慈悲そう…。
頭は良さそうだけど、創造性はなさそう…。
なんか、難しいパターンがあって、それに当てはめるんでしょう?画一的になりそう…。


ビジッとビジネススーツで身を包んだビジネスパーソンが、
「却下です。なぜなら…」とか
「同意できません。なぜなら…」とか言っている。
私のイメージはこんな感じでした。

ちょうど、トップの画像の方みたいな感じですね(笑)。


私は仕事の都合上、最近ロジカルシンキングを学ぶ機会がありました。

そこで知ったのが、

実はロジカルシンキングはビジネスから日常まで使える万能な考え方であり、
更には創造力も想像力も必要で、決して画一的なパターンではなく、

ロジカルシンキングを習得することでより一層個人のオリジナリティを生かすことができる!

ということでした。


この考え方を義務教育で子供の頃から学んでいたら、日本は絶対良くなる!義務教育で教えて欲しかった!と思ったほどです。


と、ここまでが、「ロジカルシンキングの良さ」を、「ロジカルシンキングの考え方を使わないで」書いたバージョンです。
これを、「ロジカルシンキングの考え方を使って」書いてみると、以下のように変わります。

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皆さんこんにちは!
今回は、「ロジカルシンキング」について書いていこうと思います。

はじめに


私は最近、仕事関係でロジカルシンキングを学ぶ機会がありました。
今まで難しそう、つまらなそう、と嫌厭していたロジカルシンキングでしたが、実際に学んでみると、ビジネスのみならず日常の全てに役立つ考え方で、「なぜこれを義務教育でやってくれなかったんだろう?」と思ったほどに汎用性のある考え方でしたので、皆さんが興味を持つきっかけになれば嬉しいです。


ロジカルシンキングとは?


ロジカルシンキングとは物事を結論と根拠に分け、その論理的なつながりを捉えながら物事を理解する思考法です。
日本語では「論理的思考法」と言います。
物事を論理的に捉えながら話すことにより、聞き手にもわかりやすく伝えることができます。
また、問題解決の際にも原因特定や解決策の立案に効果的な思考プロセスです。
ー(リクルートマネジメントソリューションズ『人材育成・研修・マネジメント用語集』より)

言い換えると、
「論理的に物事を捉えると、問題解決に役立つよ。」
「何か伝えたいことがあるとき、論理的に伝えると、相手に自分の意図が正しく伝わるよ。」
と言う事です。


ここで言う「論理的」とは、
「目的と前提を明確に設定すること」
「漏れなく、ダブりなく物事を捉えること」

とします。


いつ、どんな風に役立つの?


上の「ロジカルシンキングとは」を読んで、
「それは良さそうだ!ぜひ学びたい!」と思う方はなかなかいないと思うので、ここではもう少し具体的に、「ロジカルシンキングができたらどんな時にどんないいことがあるのか」を、例をもとに話していきます。


例1)
A子さんには解決したい課題、「英語ができるようになる」があります。
どれくらい英語ができるようになりたいのかと言うと、「字幕なしで英語の映画が理解できる」レベルになりたいと考えています。
毎日必ず海外ドラマを5話見ると決めて、寝る間も惜しんで3ヶ月継続しました。
だいぶ英語が聞き取れるようになった!
A子さんは意気揚々とイギリス旅行に出かけました。
しかしこの3ヶ月間、英語学習の全てをリスニング強化に費やしてきたので、現地に行っても思いの外、喋れません。
じゃあ書いて伝えよう!としても、ライティングの練習もしていません。リーディングの練習もしていないので、レストランやホテルへ入っても、読めない単語がたくさん…。

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これは極端な例ですし、これだけリスニングの練習したら、役立つときは将来きっとやってきます。
しかし皆さん、「気が付かずに遠回りな努力をしていた!」という経験はないでしょうか?
(ちなみに私は、かなりあります。)


その遠回りは、目的と前提の設定ミスから起こることがほとんどです。
今回A子さんは、この設定を間違えていました。


A子さんは「英語ができる」=「字幕なしで英語の映画が理解できる」という前提を置きました。
本当に「字幕なしで英語の映画が理解できる」ことだけを達成したいのであれば問題ありません。
しかしA子さんの頭の中にはおそらく、
「字幕なしで英語の映画が理解できる」レベルに到達すれば、それ同等のリーディング、ライティング、スピーキングの能力もついてくるだろう!という思いがあったのではないかと思われます。


なので実際は、A子さんにとって
「英語ができる」=「字幕なしで英語の映画が理解できるリスニング能力、またそれ同等のリーディング、ライティング、スピーキング能力を身に着けた状態」
だったわけです。


更につっこむと、
英語力が身についたと思ったA子さんはイギリス旅行へ行っています。
新作映画を字幕なしで観に行くのではなく、旅行です。
なので、A子さんが英語を習得したい本当の目的は、
もしかしたら映画が観たいのではなく、旅行したり、現地で友人を作ったりすることだったのかも知れません。


寝る間も惜しんで海外ドラマを観る!という行動へ移る前に、ここまで思案していたら
A子さんはもしかして
「今の私にとって英語ができるとは」=「3か月後一人でイギリスへ行き、無事に帰宅する。現地で英会話し、連絡先を交換するほど打ち解ける人を、最低一人つくる。」
という前提を設定したかもしれません。
また、それを達成するために、ドラマを観るのではなく、英会話カフェへ行き英会話の実践を積んだり、友達作りのためにイギリスでのマナーや、流行しているものについて調べたかも知れません。

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A子さんのケース / 英語ができるようになりたい
目的:旅行し、現地の友人を作る。
前提:「無事にイギリスを一人旅する。現地で英会話し、連絡先を交換するほど打ち解ける人を、最低一人つくる。」これを3か月後に達成することを目標とする。


実際に行動へ移す前に「論理的に考え」「目的と前提を明確に設定すること」で、本当に達成したいゴールまでの最短距離の道をプランすることができます。


また、「そもそもなんで、それを達成したいのか?」「本当にそれは一番達成したい事なのか?」も合わせて考えれば、更にダイレクトな道筋が描けます。


A子さんの例であれば、
「旅行し、現地の友人を作」りたいのはなぜ?と考え…


その理由は「異文化を楽しみ、見聞を広めることで、将来グローバルビジネスをしたいという夢に役立てたい」のであれば、

そもそもグローバルビジネスをしている会社にインターンシップを申し込むというアプローチも考えられます。

更に、なぜグローバルビジネスがしたいのか?も深掘ると、本心からの自分の夢を発見し、また違った道筋が立てられるかも知れません。


理由が「外国人の友達がいるのはカッコいい」なのであれば、

イギリスまで行かなくても日本に住んでいる外国籍の方と友達になったっていいわけです。

更に、なんで外国の人をカッコいいと感じるのか?何が日本人の友人と違うのか?を深堀れば、自分の価値観に気付くきっかけになりそうです。

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こうやって「なんで?」を考えることは、本当の自分を発見することにもつながります。


長くなってきましたので、今回はここまで。


まとめ


・ロジカルシンキングは論理的思考法のことだよ!
・論理的に物事を捉えると、問題解決に役立つよ!
・何か伝えたいことがあるとき、論理的に伝えると、相手に自分の意図が正しく伝わるよ!

・「論理的」とは、
「目的と前提を明確に設定すること」「漏れなく、ダブりなく物事を捉えること」だよ!

・ロジカルシンキングの具体的な利点としては
「目的と前提を明確に設定すること」により、最短距離でゴールまでの道が描けるよ!
更には自分の本当にしたいこの発見にもなるよ!

というお話でした。


次回は
「漏れなく、ダブりなく物事を捉えること」を、また例をもとにお話しできたらと思います。


See you soon!


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