200717 食事までが面倒くさい

食べることが好きなのに、一人暮らしをしていると食べるまでの道のりの面倒さが食欲に勝ってしまう。

パイナップルが好きだが、パイナップルの解体は面倒だ。いつも買ってからしばらく放置してしまう。熟れて部屋中が南国の香りになった頃、このままでは食べられなくなってしまう!とようやく焦りを感じ、解体に取り掛かることができる。生ゴミも沢山出るので萎える。おいしさと同じくらい面倒である。

焼き魚も好きだが、焼き魚を食べることとスメル対策はセットで考えなければならない。お洗濯の計画と、天気(換気のため)を無視すれば、その後何日かは焼き魚の香りをまとって生活する羽目になる。気軽ではない。

お米も面倒なので、あまり炊かない。とぐ・待つ・(炊飯器を)洗うなんて工程を、毎日行うのはわたしには不可能である。Gacktではないが、お米からは縁遠い生活だ。


そんなこんなで、特にやる気の出ない日は '空腹vs面倒くさい' が、しょっちゅうバトルしている。外に出るのも、誰かと顔を合わせるのも面倒なので、外界から調達する頭にもならない。災害時or病気の備えの食料がみるみる減っていく。調理しないと食べられないのなら、食べない選択肢が勝ってしまう。


料理自体は好きだが、料理をすることは考えることなので、頭に余白がない日は難しい。人間の身体はなぜ日に2回も3回もお腹が空くのか?燃費悪くないか?毎度考えるほどに疲れて、もういいや寝ましょう、という頭になる。

おいしいものが食べたいが、用意するのも食べるのも自分だとつまらないので、面倒に思うのかもしれない。つまらないとできないよね。生きるために必要でもさ。


どんなに面倒でも、面倒に勝るしあわせのためにチーズケーキを焼いたりはできるのだから、この世は不思議である。日に何度も食事を作る方は本当に素晴らしいし、無理して作らなくても生きていける身体がほしい。

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