返ってきた言葉たちがあまりにもステキで感動した話
オンラインでハグリード(選書セッション)を受けてくれたたまちゃんが、素敵な感想を綴ってくれて、なんだかとても高尚なことをしているような気持ちになって嬉しかった。
紹介したのは、何回読み返しても声を出して笑ってしまうこの本
徹子さんと糸井さんのおしゃべりは、誰も傷つけない上質な笑いで、色あせる事ない徹子さんの好奇心のキラキラしたところにずっと触れていられるから、きっとこんな世界、好きだろうなと思って。
そしてもう一冊
対してこちらの「私を最後にするために」は、読んでて胸がギュッと掴まれて、途中自分の感覚まで麻痺してくるような読み心地の本。
他にもおすすめした作品はあったのだけど、この2冊は世界の切り取り方が対照的で、いつもの「ふと」に従って頭の中の本棚から出てきた。両方でワンセットな気がした。
手仕事や美しいものが好きで、とても聡明な彼女なら、これをどう読むだろうか。そんな好奇心もあったかもしれない。感想文を書くというのは、とてもクリエイティブな行いなので、読んだ感想に触れるのは、紹介するのと同じくらい楽しみで私の中では大きなこと。
私、荒療治をしてしまったらしかった。書かれていたのは怖がりやさんの女の子の言葉だった。
強い刺激が怖くて、今まではそれを遠ざけたり目を閉じたり、向き合わない方法をとってきたけれど、今回は勇気を持って最後まで読んだ、とのこと。
どこでイヤになって、また気持ちを新しく持って、一歩踏み出そうとして…。本を読むなんていうありきたりで個人的な行為を、こんな風に息遣いまで聞こえてきそうなほど明確に、シェアしてくれている彼女の感想に感動した。一つ短い冒険の物語のようにも感じた。
また別のある日にセッションした別の女の子は、本の話がアイスブレイクとなって、最後の方に話題に上がった出来事から、よしもとばななさんの「デッドエンドの思い出」という短編集をおまけのようにおすすめした。
彼女が押し込めていた痛みの存在に、気はついたけれども、スマートに声をかけられなくて、かわりに紹介したのだった
そういう出会いの橋渡しができたらしい声を受け取った時、本当に幸せな気持ちになる。もちろん読み手の数だけ物語は違った色合いをしているものだろうとも思うけど、なんでその本を読んでほしいと思ったのかというところが通じたっていうのは、けっこう他に変えがたい感覚で。
そういえば、この2人に共通するところとして、静かに自分の声をきちんと聞き届けている人という印象がある。繊細で、ともすると人の声にかき消されそうになるような華奢なイメージなのに、芯のところはきちんと、何かスッとまっすぐなものを感じる。
ハグリードに触れてくれて、ステキな感想を聞かせてくれて本当にありがとう。また本について、語りましょう。
その時には、コーヒーでも飲みながら🎶
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