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深堀隆介展(秋田県立美術館)

フォロワーで文通友だちのかよさんと美術館へ行った。

金魚酒シリーズが有名な深堀隆介さんの展覧会。
金魚以外の作品もあって面白かった。

金魚シリーズは途中から樹脂の種類を変えていて、黄味がかっていた樹脂が透明になった。細かく書き込まれた部分が見やすくなって、金魚がより立体的に見える。

撮影可能エリアは6章のみ。

畳の上の金魚は描かれたもの

金魚のシリーズは枡のなかに1匹を閉じ込める「閉じた世界観」できれいではあるんだけど、別の作品を見るとこの閉じて完結した美しい世界観のなかにちょっと「きれいなだけじゃない何か」を感じるんだよね。
腹を上にした白い金魚のなかに宇宙が描かれるとか、淡く死の匂いを感じるというか。いや、見る人によっては淡くどころかモロに、なのかもしれないけど。

途中の章では東日本大震災に関連したムービーが流れていて、長いムービーだったけど見入ってしまった。
多くの人の死に関する出来事は、アーティストの生きかたに影響を与える。もちろんそれはアーティストだけではなかったとも思うけど。

会場は出入り口が一緒なので、最後まで見たら同じルートで入り口に戻る。
物販も出入り口付近にある。旅先でのフライヤーを収納するためにクリアファイルを買った。

2階のカフェでひと休み
ホール吹抜けの垂れ幕を2階から望む

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