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廃プラから人気シューズ誕生アディダス:責任あるビジネス貫く



アディダスはリサイクルされたプラスチックを使った運動シューズ「パーレイ」を開発。このプロジェクトは「パーレイ・フォー・ジ・オーシャンズ」というNGO(非営利組織)との協働によって実現した。アディダス・ジャパンのポール・ハーディスティ代表取締役はこのように語った。

運動シューズのプラスチックは、モルジブなどで、海洋に流れ出る前に海岸で回収したものです。そしてそのプラスチックごみを「リサイクル」して、再繊維化し、シューズの材料にしたのです。2018年に500万足を生産しました。2019年には1100万足の生産を予定しています。また、運動シューズだけでなく、FCバイエルン・ミュンヘンのユニフォームなどのスポーツウエアにもなります。

こうした再生プラスチック由来のシューズの一足一足が海洋プラスチックごみ問題に対する貢献度は小さいものの、そのリサイクルを通じて、ユーザーに製品のデザイン、機能や品質を超えた価値を提供しているのです。

サステナブルなビジネスを展開することは、株主の期待に応えるとともに、顧客や従業員、サプライチェーン関係者の関心にも応えることになります。人権問題を含めて、「責任あるビジネス」を貫くことが、経済的な成功に結び付くと信じています。

さらに、社会が変化し、最近の若者(特にZ世代=1995年生まれ以降の若い世代)は社会や環境への関心が上の世代よりも強くなりました。売上高を伸ばすためにも、若者たちと良い関係性を築き、彼ら/彼女らが求めるものを理解し、提供していくことが重要なのです。

ポール・ハーディス氏の「責任あるビジネス」とは、自らが環境問題を意識し、サスティナブルな企業であることに誇りを持つことが大事である。そして関連しているサプライチェーンの人々のみならず、ユーザー特に若者に責任のあるビジネスを展開していくことが必要だと述べている。私も起業者であるが「責任のあるビジネス」を今後意識して展開していきたい。


出典:SUSTINABLE BLANDS 廃プラから人気シューズ誕生:責任あるビジネス貫く――ポール・ハーディスティ アディダス・ジャパン代表取締役

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