
【HUGノート】まさかの…ひとりクエスト!!!
こんにちは。HUG for ALL代表のあややです。2つ目の施設での7月のまなびクエスト・あそびクエストは、施設の中でのいろんな予定が重なってしまってなんと参加児童が1名!ひとりでのクエスト参加となりました。そんな1日の様子を今日はレポートさせてください。
みさきちゃんは、来れるかな…?
元々今回の活動日、「子どもたちのサマーキャンプの説明会が重なってしまって3人しか出られないんです」と職員さんにお話をいただいていました。子どもたちには、施設の中の生活があり、そこではいろんな活動が行われているので、こんなふうに活動が重なってしまうこともあります。
HUG for ALLの活動は「絶対に行かなきゃいけないもの」ではなく、子どもたちの生活の中に無理なく入り込むものにしたい。まず優先すべきは子どもたちの生活や、それぞれの想い。だから、HUG for ALLの活動はたまにこんなふうに「子どもたちが来なかった!」みたいなことも起きます。
今回はたまたまそんな中、更に当日になって男の子2人がそれぞれ事情があってお休みに…!なな、なんと、参加予定が小6のみさきちゃん1人になってしまったんです。
直前の欠席確定ということもあって、子どもたち3人をサポートする体制でいたクエストフレンド。合計10名で施設に訪問しました。
活動に参加した当初は、なかなか安心できずに、場に来ることがむずかしかったみさきちゃん。大人が10人もいるところに、みさきちゃん1人で大丈夫かな…?という心配が、実はありました。
でも、そんな私の心配はなんのその。少し遅れてやってきたみさきちゃんは、普通に座って、落ち着いた感じで担当のクエストフレンドと対話を始めます。今日もお供にかなへびくんを2匹。

かなへび嫌いのくみちゃんを攻撃しに行ったり、かなへびくんにてべりすの指をかませてみたりと、担当以外の大人とのかかわりも楽しみながら、のびのびとクエストタイムを過ごしていました。

てべりすの指を噛ませて遊び中。
木工チャレンジ、スタート!
今回のあそびクエストは、(株)タカキホームさんを中心にした「木工チャレンジ実行委員会」さんにご協力をいただいて実現しました!
自然素材の木材セット一式を子ども数分プレゼントいただき、私自身も7月の活動を心待ちにしていました。今回は、みさきちゃん1人だけの参加となってしまったのですが、人数分+αのキットをいただいたので、年度内にリベンジしたいなと思います!
さて、今回の木工チャレンジ。みさきちゃんは「何を作ろう…」と考えるところからスタートしました。

何をつくるか?どうつくるか?
みさきちゃんは木材をいろいろ組み合わせながら、「うーん、なに作ろう?」と試行錯誤。

ピピッとと来るものを探します
最初は土台と細い柱の組み合わせから「家を作る」と制作がスタート。感性のままに始めたような気がしましたが、もしかすると最初から計画書を持っていたのかも。
「家を作ろう」と決めたあとも、「何で仮止めしてみようか」「どうやって組み立てようかな」と小声でつぶやきながら、試行錯誤を重ねていきます。



いろんなパーツを試しながら考えます。

一つひとつを、丁寧に。
グルーガンを使って自分で組み立てて、作業に夢中なみさきちゃん。作業の様子からも「真剣勝負」の緊張感が伝わるでしょうか…?



完成した作品は…?
そんな集中を経て完成したみさきちゃんの作品。実は「できた!」と言ってから、完成までに2回のupdateがされています。その変化の様子をご覧ください!

丸階段もポイント。


大人たちとのかかわり
みさきちゃんにプレッシャーを与えることがないように、実は担当クエストフレンド以外はそれぞれで現地にある「あたーム(頭がよくなるゲーム)」の研究をしていました。

自分の作業に集中しながらも、そんな様子を横目で見ていたみさきちゃん。作品の途中経過を見せに行ったり、少し大人たちのことも気になっている様子です。
そんなみさきちゃんの「できた!」の声に、クエストフレンドたちが集まります。得意そうに作品の説明をするみさきちゃん。みさきちゃんにとっては、担当以外も含めて「クエストフレンドは安心できる存在」なんだろうなと感じた瞬間でした。

おまけ(カナヘビくんの生態)
今回、少し面白い発見がありました!
木工チャレンジでいただいた木材、どれもすごく優しい木の香りがしていたんです。だから、でしょうか。みさきちゃんは「使わない」と決めた部品をカナヘビくんのお家に入れたんです。
すると…なんと、ずっとお家から顔を出して、光の方を見ていたカナヘビくんが、木材にベッタリに…!!!

カナヘビって普段は光の方に行くのかな?でも木の匂いに惹きつけられるのかな?こんな何気ない日常の一コマにも、理科的なまなびがたくさんあるなぁと感じます。
こういうおもしろさも、子どもたちと分かち合いながら、様々な経験を共に重ねていきたいと思います。
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