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【HUGノート】ビー玉ルート作りブロックとかなへびくん
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【HUGノート】ビー玉ルート作りブロックとかなへびくん

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こんにちは。HUG for ALL代表のあややです。5月から2施設目で始まった「月1回のあそびクエスト」。今回はDAISOさんの「D-TRAX」というビー玉を転がすルートを作るブロック玩具を使いました。

いろんな形のブロックを組み合わせて「問題カード」に書かれたお題をクリアしていくこのあそび。「空間把握力×論理的思考力」や「根気強く取り組む力」だけでなく、独創性や創造性、アート感覚なども発見する時間になりました。

土台とブロックを組み合わせて遊ぶD-TRAX

各チームでクエストスタート!

今回も、子どもと担当HUGメンバーの2~3人で1チーム。1チームに約10箱を配り、「自由に開けて始めていいよ~」というと、始め方もそれぞれ。

最初に全部の箱を開けちゃうチーム。1つずつ順番に使うものから開けていこうとするチーム。大人と子どもの組み合わせでさまざまな取り組み方があって、みんなの個性が早くも全開です。

各チーム取り組み方はそれぞれ

まずはStage1-1の問題カードから…!

このD-TRAX、問題カードに書かれた条件を満たすようにルートを作る形で進めていくのがスタンダードなあそびかた。問題カードはStage1から5まであり、各ステージに5問ずつの問題があります。使い方を知るために、最初はみんなStage1-1からスタートしていたようです。

1-1、1-2…くらいまではみんな同じように取り組んでいましたが、小学校高学年のしょうくん(仮名)は、「簡単な問題はつまらない」と、いきなり最大難度のレベル5に挑戦し始めました。難しいうえにブロック数も足りなくて、途中で断念したのですが、そのチャレンジする意欲がかっこいい…!

結局しょうくんはギリギリでブロックが足りそうなStage3から取り組み始め、担当のHUGメンバーと一緒に長時間悩みながらクリアしていました。

「自分ならできる」と思うことができれば、どんなに難しくても根気強く向き合い続けることができるしょうくんの姿からは、根気強さや粘り強さを感じました。

問題カードにつかれたら…

はじめはみんな集中して問題カードに取り組んでいたのですが、30分を超えるころから徐々に疲れを見せる子も。かなり頭を使うので、実は大人もぐったり…。そんなチームは「問題解くのをお休みして、ブロックで好きなものをつくる?」とか「オリジナルのコースつくる?」などと、ブロックを使って違うあそびを始めます。

お絵かきが得意なひかりちゃん(仮名)は、「好きなおうちをつくる!」と宣言。「できたらあややに教えてね!」とお願いしたら、新作完成のたびに呼びに来てくれました。

1軒目はひかりちゃんと担当HUGメンバーのともこさん・ひささの合作!「ここがひかりのおうち、ここはともこさん、ここはひささのおうちだよ」と、みんなでつくったことをにこにこしながら話していました。

2軒目は大きなお風呂と特大テレビ、そして広いお庭のあるおうち。「1階のここがおふろで、ここはリビング。これはテレビでね…」と一つ一つ説明していました。

3軒目は「大きなセブンイレブンだよ!」。2階建てでお菓子売り場や服の売り場もある特大セブンイレブン構想。「どのフロアにお買い物に行こうかなぁ」となんだか楽しくなりました。

ひかりちゃん作のおうち。左側から1軒目・2軒目・3軒目

かなへびくんのおうち

今回も大活躍だったかなへびくん。連れてきたのはもちろんみさきちゃん(仮名)です。

※前回のみさきちゃんとかなへびのエピソードはこちら
https://note.com/hugforall/n/n6a361f916929

ちなみに前回のかなへび1号・2号は自然に帰してあげたらしく、今回は3号・4号といっしょに参加です。4号はちょっとやんちゃで逃亡癖があるので、今回のあそびクエストの主役はかなへび3号。

かなへびは狭いところが好きなのか、目の前に穴があると入っていこうとします。そんな様子を見ていたみさきちゃんは「かなへびくんのおうちをつくろう!」と目をキラキラさせてうれしそう。

かなへびくんが途中で行き止まりにならないように、通りやすいようにルートを考えながら、何度も何度も時間いっぱいまで、かなへびくんのおうちをつくります。ビー玉を転がすよりも難しいかも?!

かなへびくんの大冒険

何度も何度もお引越しをしたかなへびくんは大変だったかもしれないけど、いろんなまなびが生まれた時間だったなと思います。

おうちの中でのかなへびくんの様子を観察して、動けなくなったら救出して、また新たなルートを考え始めるみさきちゃん。湧き出る探究心を楽しむ中で、論理的思考力や仮説検証力が育まれているのかな…と感じました。

さいごに

実は私は今回は、「1.5時間ずっとD-TRAXをやるのは難しい子もいるんじゃないか」と思っていたのですが、その予想は大外れ。

1.5時間ずっと集中していた子、自分で新しいあそびを編み出した子、自分の好きなものを組み合わせてあそびを広げた子など、全員がずっとD-TRAXであそぶことに集中していました。子どもたちのあそぶ力や創造力って、本当に豊かですごい…!

あそびクエストでは、子どもたちの興味関心やいろんな力を見ることができて、毎回たくさんの発見があり、私の予想が外れるたびに、また新しい子どもたちの一面を見つけられたと、ちょっとうれしい気持ちになります。

この発見を子どもたち自身や施設職員さんと共有することで、子どもたちの未来につなげていくことができれば…と、私たちは願っています。これからもHUG for ALLの活動を応援いただけると嬉しいです。どうぞよろしくお願いします。




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