【HUGノート】ZOZOBASEに行ってきた!
こんにちは!HUG for ALL代表のあややです。
今回は、株式会社ZOZOさまのご協力により、6月に実施した「はたちクエスト」社会科見学の様子をレポートします!
社会科見学の経緯
もともとは2023年度にZOZOさんから「何か一緒にできませんか?」のお声がけをいただいたのがきっかけ。
コロナも落ち着いて、オンライン中心だった1施設目も対面の活動ができそうな見込みが立ってきたので、2024年度の一大イベントとして、中高生の「はたちクエスト」の一環として、社会科見学を企画しました。
大型バスを予約して、子どもたちとクエストフレンドみんなでの大移動!実はHUG for ALLでは初の試みで、わくわくどきどきしながらの実施となりました。
向かうは物流拠点「ZOZOBASE」
施設近隣の駅に大型バスに来てもらい、まずは職員さんと子どもたちと集合。みんな若干わくわくしていて、普段より少しテンション高めなのが感じられます。
「めっちゃ立派なバスだねー!!!」と驚きつつ、みんなでバスに乗り込んで、まずはクエストフレンドとの集合場所の都心へ。
都心でクエストフレンドも合流して、思い思いに時間を過ごします。担当クエストフレンドの隣に陣取って「東京タワーだ!」「飛行機だ!!」「ディズニーランドだ!!!」と景色に盛り上がる子もいれば、一人で座ってだんまりの子も。
「好きに時間を過ごす」ことも大事にしたいという思いから、あえてバス内でのアクティビティはなし。クエストフレンドとの交流の有無も、子どもたちやクエストフレンドのみんなに任せます。
今回向かったのは、千葉県の習志野にあるZOZOBASE。1時間程度で到着すると、海の香りと海風に「はるばるやってきた」感が高まります。
早速エントランスから休憩スペースにご案内いただいたのですが、なんともおしゃれな空間に子どもたちもクエストフレンドもそわそわ。
ソファー席でのんびりしてみたり、海が見えるカウンター席で椅子をクルクル回して遊んでみたり、待機中も子どもたちはそれぞれ思うままに時間を過ごします。
ここでも子どもたちとクエストフレンドの関わりはさまざま。久々にリアルで会う子どもたちに、なんと声をかけたらいいのか悩む様子のクエストフレンドも多く、うまく話がはずむチームもあれば、子どもたちの素っ気ない素振りに困惑するチームも。
「この子はなぜ素っ気ないのかな」「いま何を思っているのかな」「なにを求めてるんだろう」。子ども一人ひとりの姿を見ながら、子どもの目線に立って、自分がどう振る舞えば良いのかを考えてみる。こういう瞬間は苦しくもあるけど、私たち大人にとっての大事な学びの時間なのだと思います。
社会科見学スタート
少しすると大きな会議室に移動して、社会科見学スタート!まずはフレンドシップマネージメント部のご担当の方から、仕事についてのお話を伺います。
お話を聞きながら、8900ブランド、90万点の商品数を扱うというZOZOさんの規模感に、なんだか私も圧倒されるような気持ちになりました!笑
お話を伺う中でZOZOさんから子どもたちに「働く」に対するイメージについての質問が。普段私たちが聞いてもなかなか話さない彼らですが、一人ずつ当てられると、それぞれの言葉で思ったことを伝えていました。子どもたちの言葉を一部紹介します!
今の時点では「働く」にポジティブなイメージは持っていない子が多いというのは、一つの発見。
そんな子どもたちにZOZOのみなさんから「楽しく働くことを自分で考えよう」というメッセージもいただいて、子どもたちも仕事について少し考えてみる機会になったような気がします。
お話のあとは子どもたちと職員さんだけで、ZOZOのみなさんと一緒に物流拠点内の見学ツアーに。物流拠点内では入荷の作業体験にも挑戦したようで「仕事するの楽しかった…!」という声も聞かれました。
エコバッグづくり
見学ツアーから戻ってきたあとは、古着のTシャツを使ったエコバッグづくりのワークショップに取り組みました!
作り方を聞いたらまずは素材になるTシャツ選び。みんな真剣な顔で、どれで作るか?を考えて「コレ!」というものを選びます。
制作中は、みんな黙々と取り組んで、丁寧にエコバッグを作っていきます。中高生になって一緒にものづくりをする機会が減ったけど、みんな本当にものづくりは好きで得意。集中力がすごいのが、側から見てても感じられます。
一つのエコバッグ制作に凝る子もいれば、二つ目のエコバッグを作る子もいて、こういうところにも子どもたちそれぞれの個性が感じられます。
クエストフレンドも自分達でエコバッグを作ったり、子どもたちの制作の様子を見に行ったり、それぞれで時間を過ごします。
自分でエコバッグを作ってみると、意外に難しかったり、細かな調整が必要なことに気づいて、改めて子どもたちの作業の細やかさや丁寧さに驚くことも。
「子どもたちと同じ体験をする」というのは「同じ目線で楽しむ」というだけでなく、「同じ困難さを感じる」ということでもあるなぁと思います。
さいごに
HUG for ALL初めての社会科見学。ZOZOさんのおかげでとても楽しい時間になりました。
これまでとは違う実体験を伴う形で「働く」ことをイメージする経験ができたのは、ZOZOさんに機会をいただけたからこそ。子どもたちみんなにとって、とても貴重な時間になったように思います。
また、子どもたちとクエストフレンドにとっても、「はたちクエスト」というプログラムの中でなく、移動時間も含めてお互いの素の姿で関わり合う経験は、いろんな気づきがあったり、いろんな思いが生まれたりする時間だったのではないかなと思います。
お互いに「生身の一人の人」として、リアルに関わり合い、さまざまな感情が生まれること。もしかすると、そんな瞬間こそがHUG for ALLの活動の一番大事なものなのかもしれません。
今回の社会科見学は個人的にもとても学びの大きな時間でした!これから来年度以降に向けて、施設の外に飛び出してさまざま経験する機会を増やしていきたいと思います。
「ここおもしろいよ!」「うちの会社に来たら?」など、おすすめやご紹介をいただけるととてもうれしいです。
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