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レスポンシブルな衣食住文化

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レスポンシブル(環境や社会、人権に対して責任を担うこと)な衣食住の文化について、その担い手のストーリー、そして彼らとのコラボレーションや伴走についてのマガジンです。
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記事一覧

家庭とオフィスの中間に位置する環境配慮型複合施設、La REcyclerieのミッションとは?Sinny&Ooko Marion Bocahutさん

家庭とオフィスの中間に位置する環境配慮型複合施設、La REcyclerieのミッションとは?Sinny&Ooko Marion Bocahutさん

La REcyclerie(ラ・ルスクルリー)は、サステナビリティとエコロジーに特化した複合施設です。今回は、この施設の立ち上げ時から運営に携わっているSinny&Ooko(シニーアンドオーコ)社のMarion Bocahut(マリオン・ボカウ)さんに、La REcyclerieのミッションや主な活動、課題などについてお話を伺います。

エコロジーや環境問題を楽しくポジティブに捉えるために―まずL

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消費者、農家、飲食店の悩みを解消するCSA LOOPに取り組む。株式会社4Nature代表 平間亮太さん

消費者、農家、飲食店の悩みを解消するCSA LOOPに取り組む。株式会社4Nature代表 平間亮太さん

今回は、地域支援型農業と食循環を掛け合わせたCSA(Community Supported Agriculture) LOOPというサービスを展開している、株式会社 4Nature(フォーネイチャー)代表の平間亮太さんに、CSA LOOPを始めた経緯やサービスの仕組み、今後の方向性などについて聞かせていただきます。

「ビジネスの力でバランスのとれた優しい世の中に」をミッションに掲げ、3つの事業を

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リユース容器を地域で循環させてプラスチックゴミ削減に貢献。株式会社カマン/Megloo代表 善積真吾さん

リユース容器を地域で循環させてプラスチックゴミ削減に貢献。株式会社カマン/Megloo代表 善積真吾さん

今回登場していただくのは、飲食店のテイクアウト時に使うリユース容器を地域内で循環させる、Megloo(メグルー)を運営する株式会社カマン代表の善積真吾さんです。Impact HUB Tokyoが運営するデリカフェ・焼き菓子のDeli at Communitaも、Meglooの実証実験に参加しています。

善積さんがMeglooを始めたきっかけやサービスの仕組み、現状の課題、将来のビジョンなどについ

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2022年「エシカル、レスポンシブル消費」に見えるもの(後編):〜「ブーム」と向き合い、ムーブメントを構想する〜

2022年「エシカル、レスポンシブル消費」に見えるもの(後編):〜「ブーム」と向き合い、ムーブメントを構想する〜

わたしたちImpact HUB Tokyoは「日常をどうレスポンシブルに生きるか」という問いに向き合うために、この1-2年、数々の仮説検証を重ねてきました。


Imapct HUB Tokyoは、起業家のコミュニティとコワーキングスペースとして10年間、社会へのインパクトや働くこと、そして日々の暮らしとの接点に関わってきました。そんな中で、日々の選択に自覚的になり、時には問いを立て、自由である

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2022年「エシカル・レスポンシブル消費」に見えるもの(前編)〜今、何が起きているのか?実践者たちの現在地〜

2022年「エシカル・レスポンシブル消費」に見えるもの(前編)〜今、何が起きているのか?実践者たちの現在地〜

私たちImpact HUB Tokyoは「日常をどうレスポンシブルに生きるか」という問いに向き合うためにこの数年、数々の仮説検証を重ねてきました。

起業家の集まるコミュニティとコワーキングスペースとして10年間、社会へのインパクトや働くこと、そして日々の暮らしとの接点に関わってきましたが、そんな中で、日々の選択に自覚的になり、時には問いを立て、自由であることを大切にし、より人生を自分らしいものと

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フォレストガーデン「食べられる森」の運営でみえてきたレスポンシブルのあり方とライフスタイルの選択。
パーマカルチャーデザイナー大村淳さん。

フォレストガーデン「食べられる森」の運営でみえてきたレスポンシブルのあり方とライフスタイルの選択。 パーマカルチャーデザイナー大村淳さん。

Permaculture Design Lab.で共同代表を務める大村淳さんは、静岡県浜松の都市郊外でサブ・アーバンパーマカルチャーをテーマに、地域コミュニティと関わりながら、自然生態系・人間生態系の双方が豊かになる暮らしを実践しています。
すべての生き物たちと作る「食べられる森、​フォレストガーデン​」を運営することで見えてきた大村さんが考えるレスポンシブルのあり方とは?サーキュラーエコノミーと

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サーキュラーエコノミーと6つの資本:槌屋詩野さんが考えるエコノミーの本質

サーキュラーエコノミーと6つの資本:槌屋詩野さんが考えるエコノミーの本質

経済には、お金という価値だけではなく、他にも様々な種類の価値があるのではないでしょうか。

サーキュラーエコノミーつまりは「循環」を実現するために持続可能性を持たせて経済を回すにはどうしたらよいのか。そもそもエコノミーとは何か?ソーシャルビジネス、コミュニティビジネスのあり方とは。

Impact HUB Tokyo(以下IHT)代表の槌屋詩野さんより、Leaning Studioという勉強会でこ

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偏見から関心、そして起業へ。ヴィーガンファッションをきっかけに、価値観の共生する社会を目指す、唐沢海斗さん。

偏見から関心、そして起業へ。ヴィーガンファッションをきっかけに、価値観の共生する社会を目指す、唐沢海斗さん。

資源の循環を後押しする植物性レザー素材で新しいファッションレーベルを立ち上げた唐沢海斗さんは、LOVST TOKYO(ラヴィスト・トーキョー)で日本初のヴィーガンファッションブランドを立ち上げました。

今回のインタビューでは、Impact HUB Tokyo(以下、IHT)のメンバーである唐沢さんがヴィーガンになったきっかけや、起業の失敗経験、そしてそこから新たに株式会社を立ち上げた経緯などを深

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地域のエコシステムに入り込み、想いや文化を継承していく。食の起業家、大庭竹梨沙さん

地域のエコシステムに入り込み、想いや文化を継承していく。食の起業家、大庭竹梨沙さん

大庭竹さんは、IHTのメンバーであり、株式会社 FOOD STORY PROJECTの代表をされています。FOOD STORY PROJECTとは、管理栄養士・調理師・フードディレクターやスタイリストなど食の専門家が集まり商品企画やケータリングを通して日本のおいしさを伝えるプロジェクトチーム。

今回のインタビューでは、FOOD STORY PROJECTをはじめるようになったきっかけや、香川県小

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きらびやかとは程遠い、デニムの産地でみた現実。「循環するジーンズ」を通して池上慶行さんが描く、これからの循環図。

きらびやかとは程遠い、デニムの産地でみた現実。「循環するジーンズ」を通して池上慶行さんが描く、これからの循環図。

「大量につくって大量に捨てる」を繰り返していることに懸念を感じ、「資源(原料)を循環させ、廃棄物を出さない服づくり」を行なっている池上慶行さん。環境にも人にもやさしい服を届けるというコンセプトのもと「循環するジーンズ」を販売するサーキュラーアパレルブランドを立ち上げました。

地域おこし協力隊がきっかけで倉敷に移住。デニムの産地で実際に見たきらびやかとはほど遠い現実。そこから池上さんが見出した、循

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日常をどうレスポンシブルに暮らすか?という問いに向き合う

日常をどうレスポンシブルに暮らすか?という問いに向き合う

「レスポンシブルな衣食住文化」の作り手を伴走支援する独自のキュレーションプロジェクト「レスポンシブル・アトリエ」を新たに立ち上げたImpact HUB Tokyo(以下、IHT)。このプロジェクトにはどのような想いや構想があるのか?代表の槌屋詩野さん(Shino)と企画担当の三塩佑子さん(Yuko)にお話を伺いました。

古いものを直しながら使い続けることが「心地よい」ー テーマである「レスポンシ

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