生き物係をするマメルリハ(生き物)②

前回、植物の水やりを指示する我が家のマメルリハ・シャルの生き物係ぶりについて、最近の様子と生き物係を始めた3歳の頃の話を書いた。

今回は一昨年から去年の話である。

シャル　4歳時点の生き物係

2020年3月2日

暖かくなって私が（シャルより）可愛がっている
植木・ミッキーマウスツリーのつぼみが増えてきた。
昨年からシャルが（勝手に）管理していた植物でもある。

朝、シャルに呼び鳴きで水やりを催促された。
ミッキーマウスツリーに水をやり始めるのを
鳥籠からシャルも眺めていた。

「去年みたいにお花が咲くの楽しみだね」

と水やりをしながら思わずシャルに話しかけた。
話かけた私も、話しかけられたシャルも
「え？」と顔を見合わせた。

私：
鳥嫌いの私がシャルに話しかけながら
植物に水やり？！
シャル：
なんでこいつ俺に話しかけた？
（と思っているような感じ）

私がインコに話しかけたりするなんて、
冗談きつい絵面だ・・・・
自分でびっくりした。
シャルも普段私に優しく話しかけたりされないので驚いたようだ。

鳥嫌いの私とシャルの関係は
以下を参照ください。

シャル　5歳時点の生き物係

2020年9月8日

最近自分でちゃんとやっていなかった
ミッキーマウスツリーの水やりをしようと
窓を開けた。

すると鳥籠の中で餌を食べていたシャルが
顔を上げるが様子が違う。
不思議そうな顔をした。あれ？みたいな。

水やりをしようとしたら、
既に水やりがすんでいた。
母が既にやっていたのだ。

前日は台風で室内にミッキーマウスツリーを
置いていて、水をやってなかった。
だからシャルは私が動き出すよりも早く、
朝から母をじっと見つめて水やりの催促をしたらしい。
私の鉢植えの木なのに、より管理がバッチリ。

ちなみにそのミッキーマウスツリーは、
シャルがその気になればとまれる大きさがある。
でもシャルは木が室内にあっても
乗ってみようとしたことははく、
むしろ近づけられても逃げている。

鉢植えの茶色が怖いのか、
乗っていいと思っていないのか。
あんなに管理しているのに
どういう気持ちなんだろう。

2021年3月25日

この日はバジル、タイム、ミントなどのハーブ類を買ってきた。
少し前には勿忘草やレースラベンダーも買っており、
これらの植え替えをしてシャルから見えるベランダに並べていた。

シャルは初めて見る植物たちに興味津々。
植物たちが運ばれてくると、
慌てて窓側に最も近い鳥籠の網に移動し、
そこにへばりついて窓の外を見ていた。
母がその様子を見て
「シャル、それは完全に野次馬だよ」
と笑っていた。

また、しばらくしてここに
ミニトマトの苗も加わった。
この年のシャルは大忙しである。

・ミッキーマウスツリー（ミニトマトのプランターが来るまで）
・ミニトマト（「キャンディポップ」と「ナイアガラ」という品種）
・バジル
・タイム
・オレガノ
・レースラベンダー
・ワイルドストロベリー

最終的にこの年の春から夏にかけてシャルは
上記の植物の水やりの管理をした。
シャルの鳥籠から見える植物が
これらだったからだ。

2021年4月3日

この日も生き物係（植物管理官？）として
シャルは朝から窓辺で鳴いて水やりを催促した。
だいぶ暖かくなってきたので、
ミッキーマウスツリーの花も咲いていた。

受粉を人為的にもきちんとしないと、
実がちゃんとつかなくて
「ミッキーマウスツリー」の本領を
発揮できないことがあるので、
私はついでにその作業もした。
その受粉作業をマメルリハの生き物係も
興味津々で見つめていた。
水やりも終わるとシャルも責務を果たして
落ち着いた。

2021年4月12日

シャルは朝の水と餌替えが終わったら
すぐに餌を食べるのが普通だ。
でも、この日のシャルは餌よりも
生き物係としての活動を優先させていた。

餌を食べずに、植物への水やりと
夜は室内に入れていたプランターを
ベランダに出すところを
しっかり見届けていたのだ。
（寒暖差が激しいので一部の植物を夜だけ室内に入れていた）

そういえば良い天気なのに、
私が出し忘れているとピッピッて
注意されたことが何度かあるな・・・・
（こうして私とシャルのヒエラルキーに差がついて行く自覚はある）

2021年6月30日

植物の水やりが終わったところで、
シャルが警告の鳴き方をした。

ピピーッ！！！

全部水やりが終わったら黙るはずなのに。
なぜ生き物係が注意をしたかと言うと、
なんと私が折れたミニトマトの挿し木の水を
替え忘れていたのに気づいたためだった。

鳥嫌いの同居人は、生き物係のシャルさんに
お詫びせざるを得なかった。

この後も真夏にミニトマトの水が
すぐ無くなって土が乾いたり、
ミニトマトがしおれたりしても
シャルはお知らせしていた。
ここまでちゃんとしていると
さすがに皮肉も言えない。

今年も植物たちをよろしく頼みます。