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非認知能力 忍耐力 抑制機能

複数の本に非認知能力について書かれていたので、今回はそれをまとめる。


マシュマロテスト
このテストのポイントは、「眼前の快楽」と「将来の利益」を比較し、将来の利益が大きかった時に、自制心を発揮できるか否かを測定していることです。
(中略)
実はマシュマロ・テストも4歳ごろから合格する子が出はじめます。
では、どうしたら目の前のマシュマロを我慢できるのでしょうか。
生まれながらに忍耐強い子もいるかもしれませんが、大多数の子にとっては、自制心を適切に働かせるために、少々テクニックが必要です。言い換えれば、我慢は学習できるのです。
私が家庭教育で一貫して気を使ってきたのは、
①物事の本質や規則を見抜く「理解力」
②先を見越して準備する「対処力」
③未来の自分に投資する「忍耐力」
など、社会人にも必要な能力を、本人が自らの力で身に着けるように導くことです。
ただ、我慢するのではなく、理由も理解してほしい
忍耐力を支える基礎力は、現状を察して考える能力です。
私が日常的に娘に行っている「約束」と「説明」は、自分で理解して判断力を養うためのものです。
「日焼け止めをつけたら→外に出られるよ」という約束は、「日焼け止めをなぜつけるのか」まで理解を求めたいところです。親の言うことを疑問に思わずに素直に従うのでなく、「日焼け止めをつけないと→日に焼けて、後でお風呂入る時にヒリヒリするよ」という原因と結果を理解した上で、我慢ができるようになってほしいからです。
だから、「遊びに行きたいなら→日焼け止めをつけなさい」ではなく、「お風呂に入るとき困るから→日焼け止めをつけなさい」という理由をつけて説明をするように、そしてまた娘にもそうした説明を言葉でできるように導くよう、気を使っています。

これつい「してもらいたい行為→結果」の順で話してしまう。
言いたいことを伝えているから変わらないかもしれないが、個人的に最初に相手の言い分を目の前で出されると受け入れにくくなる。
結果から言われたら言う側の気持ちの面より、あなたを思って・お互いの損得を考えてと一方的な伝わり方にはなりにくいと思う。


闇雲に我慢することほど、理不尽なものはありません。我慢にはそれなりの理由と利点があるのだと教えるのです。そして、その理由を自分で説明できるように導くのです。
そのために、私が大切にしていることは、「オープン・クエスチョン」です。オープン・クエスチョンとは、「どうしてなの?」「今何したい?」「それはどういうこと?」といった質問のこと。それにこたえられないときは、「はい」や「いいえ」で答えられる「クローズド・クエスチョン」に切り替えます。例えば、「どうしても動物園に行きたいの?」と質問をして、そこから選ばせます。「はい」と答えたら、「どうして行きたいの?」と、もう一度オープン・クエスチョンに戻していきます。
もちろん、きちんとした理由になっていないトートロジー(「行きたいから行きたい」など)や屁理屈が返ってくることも多いのですが、それでも、言葉で説明するという行為は大切です。そして、それは親のストレスも減らすことにもつながります。

もう一度オープンクエスチョンに戻すのができていない気がした。
クローズにしたら会話がしやすいからつい忘れてそのまま話してしまっているけど、オープンに戻して会話する機会を作るべきだと思った。


マシュマロ・テストで我慢できた子は、その後の人生で社会的成功を収める確率が高いことがわかった。マシュマロ・テストを待てる秒数が長いほど、大人になった時には自尊心が強く、ストレスにうまく対処でき、肥満率まで(!)低かった。


抑制機能向上トレーニング
子どもたちの脳では、トレーニング中、こんな葛藤が起こるそうです。音楽に合わせてずっと踊っていたい。でも音楽が止まったら我慢して踊りを止め、指定されたポーズをとらなきゃいけない。あ~、どうしよう。でも我慢してポーズをとろう!
この葛藤の中、踊りたい欲求を我慢することで、前頭前野にある抑制機能が働くのだそうです。そうやって抑制機能は繰り返し働かせることで鍛えられていくのだといいます。

これ試しにやってみたけど、子どもたちすごい楽しそうにやってたし、こちら側が少し知識があるだけで、無理に座学的なことで能力向上にこだわらなくても少しづつ生活に落とし込んでいけるのだと感じた。


実は叱られて我慢させられているとき、脳では恐怖の中枢、「へんとう体」が激しく反応しています。その恐怖で欲求を無理やり抑え込んでいるにすぎないのです。子どもがなぜ我慢しなければいけないのか考え、自主的に我慢しなければ、抑制機能は働かないというわけです。
そうはいっても、子どもに自主的に我慢させるのはなかなか難しそうです。そこで、口と耳のカードが大きな意味を持ってきます。「あなたは口」「あなたは耳」と、カードを使ってルールを決めることで、子どもたちが自分で我慢するように仕向けているわけです。
子どもたちがルールを理解して我慢すれば、抑制機能が働く。それを繰り返すうちに、抑制機能は向上していくということです。

自主的を育むって大切だよな。
みせかけのできている状態ほど危惧すべきだし、長い目で繰り返す機会を設けて着実に成長を促す環境が大切だよね。


良いウエイトレスになるという具体的な目標を持たせて、自由に遊ぶのを我慢させ、何をすればよいか考えさせている点です。
先にも述べた通り、抑制機能はただ我慢するための機能ではなく、ある目標のために目先の欲求を我慢し、努力する機能です。たとえば、テストでよい点を取るために遊びたいのを我慢する。夢見る仕事に就くために、目先の欲求を我慢して様々な努力をする。すべて抑制機能の働きです。
つまり、目先の欲求にかられている子どもに対し、モノが手に入るという目標を理解させて我慢させることが大切だということです。


行動を止めるのは、発達中の脳が学習しなければいけないなかでも、学ぶのが難しいののひとつです。脳にとっては、動きや行動を止めるより、引き起こす方が簡単なのです。

個人的には動かす方がいつも腰が重いから驚いたけど、会社を辞めるとか止めた方がいい習慣を止められないとか、世の中にあるこういったことを考えると確かにそうなのかもしれない。

自分の身は安全だとわかっていると、子どもの脳はいくらかエネルギーを節約することができます。その節約したエネルギーは新しい概念の学習のために使われます。さらに、エネルギーの一部を自分自身の素質や好みに向けることができます。自分の置かれた状況と自分自身について学ぶことは、子どもが自分の行動や感情をもっとよく管理するのに役立つでしょう。

そうだよねと心の中で100回は頷いた、、、
だからこそ、すこしでも安心できる環境を作りたいし、増やしたい。
それと併せて、結局は家庭が第一だから両親もサポートしたいんだよな。


心理学もよかったけど、個人的に著者の恣意が入っているような気がして影響されやすかったり、意味がいまいちピンときにくいこともしばしばあった。
脳科学だと脳の此処がと、正直脳は見たことないけど、具体的にイメージしやすいし、体の根本がそうなら仕方ないなと割り切りやすかった。
あと、脳科学とか学問的なところから見ると、起こっている事象を客観的に見ることができるようになった

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