小1の壁。壁、想像よりめっちゃ高いやん!~母子分離不安による登校拒否~

はじめに、今現在、前代未聞のコロナ禍にあり休校中の学校が多い。新一年生がいるご家庭では、大きな期待と不安があると思うが、今年は期待より不安の方が大きいのではないか。そういうご家族に何か出来ることはないだろうか。もしかしたら、記録を兼ねて、我が家の昨年の体験を記載することで、なにか参考になるところがあるかもしれないと思い書くことにした。



昨年、私は一人目の入学とあってラン活から張り切っていたし、小学生になってから困らないよう家庭学習にも力を入れていた。娘は真面目で慎重、どんなことにも頑張って取り組む性格で、少々恥ずかしがりやではあるもののお友達関係もよかった。幼稚園でも習い事でも大きなトラブルがなく過ごせていた。このまま、スムーズに小学校に馴染めるように・・・そう思って私は準備してきたつもりだった。

小学生になるにあたり、懸念材料はあった。近所には同学年がおらず、登校は同じマンションの2年生のお姉さん2人と行けるが、下校は一人になることが決まっていたのだ。登下校についての不安はずっと口にしていたので、慣れるはまでは付き添うよと話はしていた。

いざ、入学。

マンモス幼稚園卒だったのに、幼稚園では同じぐらいクラスにならなかった子ばかり。しかも、そのほとんどが男の子。そして、登下校で一緒のコースになる同じクラスの子も少ないうえに、またまた男の子ばかりということが判明した。

こりゃ、まずいな。下校の付き添いは長くなるかも。ちょっと覚悟した。

入学して3日ぐらいたち、明日から給食が開始するという前日の夜。お風呂で娘から、「小学校へは行かないで、幼稚園で年少さんのお世話をする」と、言い出したのだ。

やっぱりそうか。

ここ数日の娘の様子を見てても、小学校が楽しくはないんだろうなと感じていた。でも、まだ数日行っただけ。慣れたらまた気持ちも変わってくるよ。などと話しその場では納得した様子であったのだが・・・

翌朝、学校に行く準備も終わり、後は出発するだけとなった時、「先生、給食を残したらダメって言ってた。食べれなかったらイヤだから行きたくない」といい始めたのだ。

今時、そんな教育をしている学校はないだろう。残しても大丈夫やと思うよ。と言うと、「電話で確認して」と言うのだ。こんなことで学校に電話してもいいのか?イヤ、先生忙しいからあかんやろ。「食べれなかったら残していいよ」「ちゃんと、電話で先生に言って」「連絡帳に書くよ」「連絡帳はダメ」そんなやり取りを何回か繰り返す。こんなことで電話して、非常識な親だと思われないだろうか。あー、どうしよう。もう、2年生との待ち合わせの時間やん。入学して間もないし、先生も多目にみてくれるかな。よし、電話で聞いてみよう。

学校に電話すると、すぐに担任の先生に変わってくれた。担任の先生は、「昨日学校でママに会いたいって泣いてたんで、大丈夫かなと思ってました」と。えぇ~昨日泣いてたんかい。娘からは聞いてなかったわ。給食は残してオッケーと、確認がとれたので、娘に報告。これで安心して登校してくれるかとおもいきや、「ママと一緒が良い」と大泣きし始めたのだ。2年生待ってくれてるけど、どうするの?先に行ってもらうよう言ってくるわ。というと、2年生とも一緒に行きたいと。結局、泣きながら2年生、娘、下の子(当時年少)、私とで登校することとなった。

娘は泣きながらも歩いてはくれたが、わたしにベッタリ。2年生は気を使ってはじめはゆっくり歩いてくれたものの、だんだん自分達のペースに。そんなペースに年少がついていけるわけもなく、遅れると娘に怒られるということを何度も繰り返し、途中からは右手に息子をだっこ(17キロ)し、左手で娘と手を繋ぐということになってた・・・無理・・・勘弁してよ・・・

ようやく学校についたら、一年生の昇降口には他のクラスの一年生の担任の先生が立っていて、登校する生徒に挨拶をしていた。

なんとかここままで歩いてきた娘も、歩みが止まる。「行きたくない」と泣いて私に引っ付いて離れない。幼稚園であれば、ここで先生が颯爽と現れうまい具合に引き離して下さるのだが、小学校はそうではないらしい。この状況を見ている先生は何人かいたが、誰も関わろうとしてくれないのだ。

「これが小学校か」小学校の洗礼をこれでもかと受ける。

そして、娘のように行き渋っている子はほかにいないのだ。娘だけ。それにもショックを受けた。

仕方がないので、娘に教室まで送るから、そこでバイバイしようねと約束し、教室まで送ることにした。

教室まで行くと、数人の生徒に囲まれた担任の先生がいた。私とむすめ、息子が教室に入るとすぐに気づいてくれて、娘を引き取ってくれた。娘はまだ「ママが良い」と言って離れるのを嫌がっていたが、下の子を幼稚園連れて行かなくてはいけないし、きちんと納得させたかたちで離れることに罪悪感はあったけど、先生にお任せして帰ることにした。

下の子を送り、家に帰ってから「一年生 登校拒否」などと検索すると、母子分離不安、過干渉が原因と書かれていて激しく落ち込んだ。

つづく











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