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神さまを 待っている

【読書感想文 神さまを待っている】



 3ヶ月ほど前に買って放置していた本。なぜ読みたくなったかかなり微妙ながら、本屋に欲しい本が置いておらず、この本を読むことにした。

☆☆☆
 知らなくていい人には、知らなくていい世界の話。ですが、それはもう最近で無理な話となり、問題が表沙汰になることが多く、嫌でもニュースで耳にしてしまっていることでしょう。

☆☆☆
 貧困の連鎖から、教育をまともにウケられない人達がどんな世界に住んでいるか。ある日、真面目に生きていた主人公がその世界に入り込んでしまい、、、出口がなかなかみつからず
その世界に慣れてしまう。

☆☆☆
 その世界から抜け出すには、神さまの出現を待つしかないこと。ただ、ままならない環境で育ってきた人はその神さまがだれであるか、存在を勘違いしている。

☆☆☆
 私はこれまで、「この死はわたしの手で止めることができたのではないか?」という経験に2回遭遇しました。その頃の私なりには最善を尽くしたつもりでも、力になれないことがあるなーと痛感したものです。わからない世界。ある人に言わせると、「みんながみんな幸せになりたいわけじゃない」と。
振り返れば、死を迎えた2人は同情的な境遇に育った人だったなと、、、。

☆☆☆
 その世界へ入る人、それはその人の自己責任なのか?
そんな問いを投げかける小説でした。
 
☆☆☆
 私が個人でアフェリエイトもせずに、SNSに投稿を続けるのは、私も誰かの神さまになれるかもしれないと思うからです。
 神さまは気安く引き受けられるものでもないのですが。私の知っている情報を流すだけでも、それを有意義なものとして受け取る人が1人でもいるといいなと心より願っています。

#神さまを待っている 
#読書感想文 
#畑野智美  著書
#社会の責任もあるよ 

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