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タンザニアでのチャイルドケアボランティア活動

タンザニアでのチャイルドケアボランティア活動は、私にとって初めての海外経験であり、私の人生を変える経験になりました。約1ヶ月間、3歳から5歳の子どもたちに英語と算数を教える日々が続きました。子どもたちとの時間は楽しく、彼らが少しずつ学び、成長していく姿を見るのは大きな喜びでした。また、日本の文化や遊び、お菓子などにも興味を持ってくれました。
しかし、タンザニアでの生活を通じて、発展途上国ならではの教育格差を目の当たりにしました。多くの子どもたちは、基礎的な教育資源が不足しており、教科書や教材、教育環境の整備が不十分でした。特に、私が教えていた算数や英語の授業では、学ぶための基本的な道具や資料が不足しており、教える側としても工夫をしながらの授業でした。この状況は、教育の質に大きな格差があることを実感させるものでした。
現地の食事は初めは新鮮で美味しく感じていましたが、日が経つにつれて日本の味が恋しくなり、また現地の料理に胃もたれすることもありました。この食文化の違いには適応が難しく、帰国後の日本食がますます楽しみになりました。
ホームステイ先では、イタリア人3人とイングランド人1人と共に生活しており、多文化な環境での生活は新たな視点を得る良い機会でした。しかし、留学の終盤には高熱がでてしまいました。最初の2日間はホームステイ先で寝込んでいましたが、熱が下がらず、病院で診察を受けることになりました。診断結果は肺炎と血液の病気で、点滴を3種類、注射を4本右腕に一気に打たれ、毎日8種類の薬を服用することになり、不安でしたが何とか帰国までに回復することができました。
また、現地のボランティアスタッフのドライバーに婚約を提案され、サッカーの試合をスタジアムで観ると言われた際には、実家に連れて行かれるという予想外の展開もありました。文化の違いや予測できない出来事に直面する中で、さまざまな経験を通じて成長することができました。
全体として、タンザニアでの留学は多くの挑戦と学びをもたらし、異文化交流やボランティア活動を通じて貴重な経験を積むことができました。

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