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【投資診断士の銘柄分析】MSFT〜今最もディフェンシブで安定した銘柄

今回が個別銘柄の最初の分析となるので分析ポイントをまず紹介します。

投資診断士の銘柄分析はライトにボリュームを抑えて紹介することを目指すのでポイントを

・過去5年のEPSの変化

・過去5年のROEの変化

・営業キャッシュフローマージンの傾向

・モート(強み)

・リスク要因

の5つに絞ります。当然これら以外にも判断要素・分析すべき事項はありますが全てを網羅しようとするとどうしても分量が多くなりややこしくなってしまいます。なのでここで確認したポイントはあくまで「きっかけ」「判断材料の1つ」として活用することを推奨します。

きっかけを貰って興味を持ったらぜひGoogleなどで調査をしてみてください。口座を持っている証券会社のページで検索しても良いと思います。

調査を経て最終判断をしてください。

投資は自己責任なので慎重に判断することを投資診断士としては求めます。


さて本題です。MSFT(Microsoft)の銘柄分析です。Microsoftはパソコン・スマホを扱っている方であれば誰しも知っている超有名企業です。

・OS(Windows)

・Office

・Skype

など様々です。最近だとクラウド(Azure)が注目されています。

一時期低迷していましたが、現在のサティア・ナデラCEO就任によって事業の方向性が変わり収益が上昇。共に株価も長期停滞状態から上昇カーブを描いています。

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さて各数字の分析です。数字はモーニングスターのものを使います。

<EPS>

2015年:1.48

2016年:2.56

2017年:3.25

2018年:2.13

2019年:5.06

全般的に右肩上がりです。単年で凹んだとしても上昇傾向であればOKとします。


<ROE>

2015年:14.36%

2016年:22.09%

2017年:29.37%

2018年:21.37%

2019年:42.41%

15%以上平均で出せていれば良い企業と言われますが、余裕でクリアしています。2019年はとんでもない数字ですね。

<営業キャッシュフローマージン>

営業キャッシュフローマージンは売上高(Revenue)における営業キャッシュフロー(Operating Cash Flow)の割合です。

2015年:31%

2019年:41%

増加していますが、それよりもそもそも15%以上あれば良いとされる営業キャッシュフローマージンが2019年で41%出せているというのが凄まじいです。

<モート>

Microsoftの強みは

・ブランド力の高さ

・サブスクリプションモデルを始めとした「乗り換えの難しさ」

だと思います。ブランド力はMicrosoft・Office・Windowsといった名称は世界中あらゆるところに浸透しています。Appleと対抗していますが、相互に競争しながらブランド力に磨きをかけている印象を受けます。

またOfficeが365になって転換しましたがソフトウェアをバージョンが変わるごとにいちいち買っていたところから毎月お金を出すことで定期的に更新されるやり方に変わっています。つまり「サブスクリプション化」です。

これによって2つのメリットが生まれます。

1つは「定期的な収入源の確保」です。契約し続ける限り半永久的に売り上げが計上されます。

もう1つは「乗り換えの難しさ」です。例えばWindowsPCを利用しているユーザが明日からAppleに切り替えるというのはデータ移行の手間などを考えると面倒です。個人でも一部のマニアな方は別として乗り換えは面倒なのですが、これが会社・法人になると話は別です。乗り換えコストは会社のきぼが大きくなればなるほど高くなります。

社員全員のPCをWindowsからAppleのMacBookに帰るとなると端末そのものの費用もそうですが、習熟のための期間・ソフトウェアの切り替え・動作確認など影響が多岐に渡ります。一度選んだらほぼ変えるのは不可能です。

つまり、余程のことが起きない限りMicrosoftを選んだユーザは長期に渡って収益をもたらす顧客となるわけです。

<リスク要因>

・テクノロジー進化

・CEO交代後のビジョン

この2つを挙げました。テクノロジーの進化はIT企業の宿命のようなものです。進化について行くためにコストがかかるのは仕方がないです。

サティア・ナデラCEOによって大きく再成長したMicrosoftが今後10年どういった方向に向かって行くのかは気になります。成功モデルを簡単に衰退させることにはならないと思いますが、Microsoftに長期投資をするのであればどういった方向に向かって行くかは気にしておいた方が良いと思います。

<MSFTの評価>

MSFTは数字・モート共に申し分ないです。コロナショックの影響も物ともせず最高値を突き進んでいます。ハイテク株は値動きが荒っぽい印象を受けますが、MSFTは下り幅が小さく超速で回復しています。

つまり「ディフェンシブ性を兼ね備えた成長企業」ということです。

さらに配当も増配中なのでポートフォリオにあると安心感が増す銘柄という評価になります。


何かのお役に立てれば幸いです。

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投資や資産運用を実践し、経済的自由を目指しています。投資・資産運用・経済動向に関する様々な情報を発信します!
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