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サウジアラビア生まれの私がメドレーに入社した理由

初めまして。
2021年7月入社のマーケティング室の橋爪と申します。
私の経験が参考になるのか不安ですが、折角の機会をいただいたのでいわゆる入社エントリーを書かせていただきます。

今日は私が今までどんな経験をしてきたのか、その結果どういうスキルが身について今の業務に活かせているのか、お話したいと思います。

サウジアラビア生まれの凝り性人間が出来上がるまで

父親の仕事の関係でサウジアラビアに駐在していた時に私が生まれ、その後2歳の時に湾岸戦争がきっかけとなり帰国しました。以降はそのまま日本で暮らしていますが、サウジアラビア生まれであることは自分のアイデンティティに大きく影響していると思います。

これはどちらかというと帰国子女あるあるかもしれませんが、幼少期から「自分は周囲と何かが違う」と感じる機会が多かったように思います。今でも覚えているのは、幼稚園時代に英語の「2」の発音について「two」と「ツー」で周りの友達と喧嘩になり、みんなが正しいということが必ずしも正しいわけではないということに人よりも早く気づいていたということです。そのためか、メジャーなものを疑ったり、ものごとの本質がなんなのかを考える癖が身についたと思います。

また、サウジアラビアという国は、アメリカやイギリスのようなメジャーな国に比べて情報が少なく、特に私の幼少期の頃は今以上に謎に包まれた国でした。そのため、母国に関することを自分なりにあれこれ調べる機会が多かったのですが、現在の私の「なんでも突き詰めて調べる癖」の型が早くに身についたのは、好奇心が掻き立てられるようなバックグラウンドだったおかげなのかもしれません。

そんな私がインターネットやPCに強烈に興味を持ったのは2001年の世界同時多発テロがきっかけでした。

塾の帰り道で携帯電話にニュース速報のメールが届き、最初はなにかすごい事件が起きたのかなぁくらいに思っていたのですが、ニュースの中でサウジアラビアという言葉を見つけて、父親の仕事に影響がありそうだと気付きました。
(世界同時多発テロの首謀者であるウサマ・ビンラディン氏がサウジアラビア出身でした。)

そこで父親に連絡してみたところ世界同時多発テロが起きた事に気付いておらず、普段は自分よりも多くの事を知っている父親が知らない事を自分が知っている、という事に衝撃を受けました。

インターネットやメールを使いこなす事ができれば専門家にも勝てるのでは、と小学生ながらに思った事を覚えています。

そうしてインターネットに興味を持って以来、「PCやインターネットを活用してなにかできないか」を模索していました。その後、第一志望の武蔵中学に合格する事ができ、そのお祝いとして念願だったパソコンを買ってもらってからはパソコンにより一層ハマっていました。

ちょうど私が高校生ぐらいの時がWeb2.0の時代で、mixiやアメブロなどのインターネットサービスが次々に生まれていた頃でした。

友人のバンドのホームページを作成依頼を受け、Javascriptを使ってバンドメンバーのはてなブログのRSSフィードをまとめたリンクを設置したりしていました。当時はRSSが流行り始めていた頃で、ライブドアリーダーから国産ブラウザのSlepnir内蔵RSSリーダーまで様々なRSSリーダーを試した事を覚えています。他にも、当時は身内内での遊びレベルではありますが、需要と供給を考えながらこんなものがあったらいいのでは、というものを作ってみたり、身の回りにあるコトやモノをすぐに分析・解析してみたり。内容がマニアックすぎるのでここに書くのは控えますが(笑)
新しい技術を使って何かおもしろい事ができないか、友達の活動ももっと良くできるんじゃないかと毎日考えていたと思います。

「なぜこんなにインターネットにハマったのか?」を振り返ってみると、元々好奇心が旺盛なところがあり、気になったことをとことん深掘りして調べる手段としてインターネットが最適だったからなのかもしれません。

ここに父親譲りの「満足するまでやりとおす性分」や、母校で”自調自考”の精神を徹底的に鍛え上げられたことで、今の凝り性な自分が出来上がったのだと思います。

ちなみに大学時代は演劇やプロジェクションマッピングなどにも没頭してました。
こちらはロバに扮した私です。

余談ですが、私の父親は、私が社会科の授業に触れるようになった小学3年生頃に、百聞は一見にしかずだからと日本の全都道府県に連れて行こうとするような人間でした。実際にこのツアーを活用して、沖縄県以外は全部旅行した記憶があります笑。

オタク気質ともに歩んだマーケティングキャリア

そんな私がIT教育が盛んな慶應義塾大学のSFCに入り、IT企業でのキャリアに入っていったのは自然な事だったと思います。

今思うと、プログラマーではなくマーケティング系のキャリアを歩んできたのはインターネットサービスを作るのではなく、インターネットサービスを活用するという事に興味を持ったという事が大きいのかもしれません。

新卒ではマーケティングサービスを提供している会社で営業とディレクターを経験し、2社目は自然言語処理や機械学習を利用したサービスを提供している会社にプリセールスとして入社した後、マーケティングチームの立ち上げをやらせていただきました。

JavascriptやRuby、Pythonなど様々な言語に触れ、マーケティングとプログラミングの両方をまたぐような知識やスキルを身につけて来れたのは自分にとっての武器だと思います。

高校生の頃にRSSフィードにハマっていた事もあり、新卒で入った会社で扱っていたデータフィードは自分にとって予期せぬ再会でした。(裏側の技術的には殆ど同じです。)Googleを始めとした広告プラットフォーマーが新しいデータフィードの仕様を公開する度にドキュメントを読み込んでいた事を覚えています。データフィードの更新頻度が広告の品質スコアに影響が出るなど、当時は公表されていない仕様まで把握していました。ニッチな領域ですが、奥が深く自分のオタク気質な欲求を満たすには充分でした。

その後、1回目の転職は自分の経験がニッチすぎる事にモヤモヤしている時に友人に誘っていただいた事がきっかけでした。そうして、2社目ではBtoBマーケ施策についてはある程度一般的なものは経験ができたものの、一人でやっている部分も大きかったため、もっといいやり方がないか、自分自身の意思決定が本当に正しいのかなど、悩みながら進めてきた部分も多くありました。

改めて自分のキャリアについて考えた結果、マーケティングの知見やマーケに関わるメンバーが多い会社で働いてみたいと思うようになり転職活動を行いました。

そうしていろいろな会社もみた中で最終的にメドレーへの入社を決めたのは、この会社であれば自分の経験やスキルを最大限活かせるのではないかと思えたからでした。

最初はエージェントの方に紹介いただいたのがきっかけだったのですが、選考に入ってから様々な場面で私の経験やスキルを最も活用するにはどうしたら良いか真剣に向き合ってもらえていると感じる事ができたのです。

特に複数のポジションを提案いただいた事は大きかったですし、結果として配属されたマーケティング室は自分にとって一番合っているチームだと思います。

ちなみに、管掌取締役の石崎との面接では当初「怖い人なのでは?」と身構えて臨んだのですが、働き方についての話題の中で定期的にヒゲ脱毛の通院をしていることや、ヒゲの整え方についてのこだわりを話したところ石崎が笑いすぎて崩れ落ちていく場面があり、親近感が湧くと同時に、垣間見えた職場の空気感に安心したのを覚えています。

ロバートダウニーJrのようなヒゲを目指してます

そんな石崎が最近公開した記事がこちらです

メドレーに入社して

メドレーに入社してからはジョブメドレーという医療福祉従事者向けの求人サイトのマーケティングを中心に Google Tag Manger のサーバーサイドコンテナの導入や、CausalImpactという機械学習ライブラリを活用してTVCMの効果検証などを行ってきました。

どちらもちゃんと説明し始めると長くなってしまうのですが、マーケティングの知識だけでなくサーバーや機械学習についての知識が求められるようなプロジェクトとなっており、今までの経験を活かせたと思っています。

特にCausalImpactはマーケターの方が調べると、簡単にはできなさそうな印象を受けるかもしれませんが、Pythonの実行環境の知識があると簡単に実施する事ができます。

いつか機会があればCausalImpactの詳細をお話できればと思います。

マーケターとしてPythonで機械学習を扱える事を評価していただける企業ばかりでもないため、メドレーに入社して本当に良かったです。

同じチームの有門さんと。
写真でポケットに手を入れるのよくないよね、
と手を出した3秒後にまたポケットに手を入れてました。

また、現在はメディパスアカデミー介護という介護事業者向けのオンライン動画研修サービスのBtoBマーケティングにも関わっています。

前職でBtoBのマーケティングチームを立ち上げた際に得た、うまくいった事やうまくいかなかった事などの知見を活かしていければと思っています。

マーケティング室は特定のプロダクトに紐付かないチームとなっており、社内の様々なチームの課題に対して、スキルに合わせた業務をアサインされているので様々なプロダクトに対して自分が役に立てる場面で関わる事ができています。

そんな私は、こんな人と働きたい

サウジアラビアから始まり、ヒゲ脱毛など、入社エントリーらしからぬキーワードが含まれる内容となりましたがいかがでしたでしょうか?

少しでもメドレーの懐の深さ(色んな意味で笑)が伝わればと思います。

個人的に知的変態と呼んでいるのですが、どんな領域でも仕事に対してオタク気質を発揮できる方はメドレーに入れば活躍できると思います。上長である寺町も石崎もかなりの知的変態だと思っています笑。

寺町がどんな人間か気になる方はぜひこちらを読んでみてください。

コロナ禍のタイミングで入社したので、まだまだ対面で話せていない人も多いのですが、メドレーには珍しい経験をしている人が多く在籍しており活躍しています。

メドレーは社員の経験やスキルをうまく活用してくれる会社なので、もっと活かせるはずという思いがある方はぜひ応募してみてください。

※写真は感染対策に配慮しながら撮影しています

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