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みたままつり訪問記 2024年7月14日

2024年7月14日、九段下にある靖国神社へ行ってきました。この日は「みたままつり」が行われており、神社は多くの人で賑わっていました。そんな中、4Kカメラのosmo pocket 3を持っていき、クリップを撮影してきました。この記事では、その時の様子をお伝えしながら、撮影したクリップも共有いたします。

大勢の人出と賑わい

靖国神社に到着すると、まず目に入ったのは、神社を訪れる人々の多さでした。参道は人々で埋め尽くされていました。

第一に印象的だったのは、日本人だけでなく、多くの外国人観光客も見受けられたことです。彼らは日本の伝統文化や歴史に興味を持ち、この場所を訪れたのでしょう。確かに、私が外国人観光客だとして夏に訪日するのであれば、訪問を確実に計画したはずなので、その気持ちはよく理解できます。(海外旅行先で祭りに参加したいものです。例えば、メキシコの死者の日をいつか訪れたいものです。)

第二に印象的だったのは、若者の姿です。単にイベントに来たという人が多いのかもしれませんが、若者の数が非常に多かったです。

外国人観光客も若者もカメラやスマホを手にし、神社の建物や風景を撮影していました。異なる文化背景を持つ人々が一堂に会し、日本の歴史や文化に触れる姿は、非常に感慨深いものでした。靖国神社は普段行く場所ではないので、後述するように戦争と現代を結びつける施設の戦略として祭りは重要なポイントになっていると感じました。

神輿を待つ人々と補給スポット

神社の神門の場所では、神輿(みこし)を待つ人々が集まっていました。神輿って何?と4歳の子供から質問されましたが、「お祭りの時に使われる特別な乗り物で、神様が乗るための小さな神社みたいなものだよ。お祭りの日には、みんなでこの神輿を担いで、町中を歩き回るんだよ」と説明しました。(これは外国人から質問が出るかもしれないので、以下のフレーズは記憶することにします。"It's a special vehicle used during festivals, like a small shrine for the gods to ride in. On the day of the festival, people carries this mikoshi around the town.")

本殿に続く神門の入り口付近で神輿が来るのを待っていましたが、残念ながら神輿は門の手前で止まり、その先へは進みませんでした。(来年は待つ場所をもう少し第二鳥居に近いほうで待とうと反省しました。)それでも、祭りの熱気や参加者たちのエネルギーは十分に感じ取ることができました。

神門の手前には、マラソンの補給スポットのような場所があり、神輿の担ぎ手たちがそこで一息つけるようになっていました。私も暑かったので持参した水をよく飲みました。水筒の水がなくなってしまい、近くのファミリーマートに水を買い出しに行くこともありました。もう一本余計に水筒を持ってくるべきでした。うちわも持ってきたほうがよかったです。

ねぶた祭りとジャズライブ

土曜日にはねぶたを見れると思って行ったのですが、実際にはツノダ⭐︎ヒロさんのジャズライブが行われていました。(ツノダさんとジャズと靖国神社の関係性が連想できず斬新に感じました。)ねぶたは日曜日に行われるとのことで、少し残念でしたが、ジャズライブも素晴らしいものでした。ねぶたが見たかったので日曜に再度訪問しました。

レストランと展示「兵食」

神社内にはレストランがあり、ウェイティングリストに名前を書いて待つほどの行列ができていました。しかし、「兵食」という展示を1時間ほど見た後は、すぐに食事をすることができました。カレーライスがとても美味しかったです。

戦争の遺品展示

戦争で亡くなった人々の遺品が最後のブースに並んでいました。手紙や穴の空いた水筒などです。これらの展示を通じて、戦争を二度と起こしてはいけないという強い意志を感じました。展示をデザインした人々の思いが伝わってきました。
ロビーに零戦の実寸のレプリカが置いてあります。この一人乗りの飛行機で砲弾が飛び交うなかを飛行していたのかと思うと身の毛がよだちます。

昔のスイカ

展示の中には昔のスイカもありました。今と違ってタネがたくさんあり、皮の部分が厚いように見えました。時代の変化を感じさせるものでした。自分自身が恵まれた時代に生まれたので、どこが恵まれているかを実感できていないことがたくさんあるのだろうという連想をしました。

常設展は行けず

時間の関係で常設展には行けなかったのが心残りですが、また次の機会に訪れてみたいと思います。

祖父母の戦争体験

境内に入ると、左右の壁に沢山の提灯が飾られていて、とても印象的でした。提灯には寄付した人の名前が書かれていて、個人名だけでなく、昔の軍隊の部隊名も多く見られました。

戦争から80年以上経った今、当時20歳だった人は100歳になります。生存者はとても少なくなっているはずです。これらの提灯は、元軍人が直接奉納したものかもしれませんし、遺族会のような組織が代わりに奉納したものかもしれません。

この光景を見て、戦後80年が過ぎた今でも、私たちはまだ戦争の影響下にあるのだと実感しました。過去の出来事が現在にも深くつながっていることを、改めて感じる機会となりました。

改めて祖父母の経験について考えさせられました。私の祖父母は戦争を体験した世代です。子供の頃、祖父母から戦争の頃の話を聞いたことを覚えています。大人になった今、もっと詳しく知りたいことがたくさんあります。もっとも今質問できるとしても、つらい記憶を呼び起こすのは避けたいので、なかなか聞けないかもしれません。

Apple Vision Proと動画

訪問中に思ったのは、Apple Vision Proを持参して立体動画を撮影すべきだったかということです。確かに、貴重な映像になったでしょう。(なお、iPhone 15 Proでも立体動画を撮影できます。)

しかし、Apple Vision Proは重く、破損させたくないため持ち運びが大変です。また、装着していると暑さで汗をかきすぎてしまい、辛い経験になったでしょう。まだパーツを水洗いしたことがありませんが、必要になったでしょう。剣道の面のような匂いがしたらきついです。

変な格好で祭りに参加していたら、誰かにツイートされたり、笑い者になったかもしれません。持ってこなくて正解だったのかなと思います。

同行した妻と子供も、おそらく私から距離を取っていたでしょう。そのため、滞在の体験が大きく変わっていた可能性があります。結果的に、Apple Vision Proで撮影しなくてよかったと思います。

一方で、Apple Vision Proが小型軽量化すれば、自然に撮影できるようになるので、積極的に立体動画を撮影するようになるだろうと実感しました。

4Kの平面カメラで動画撮影することはできたので、これをApple Vision Proで見ましたが、結構な没入感を覚えました。もっと長尺の撮影をしておけばよかったと反省しました。

4K動画クリップの共有

この日の様子をよりリアルに感じていただくために、撮影した4K動画のクリップを以下に共有します。ぜひご覧ください。

終わりに

今回の靖国神社訪問では、歴史や文化の深さを改めて感じることができました。「みたままつり」の熱気や活気に満ちた雰囲気の中、多くの人々が集まり、共にこの場所の歴史に触れる姿が非常に印象的でした。また、日本の伝統文化に対する外国人観光客の関心の高さや、若者たちの参加も目を引きました。このような祭りは、戦争の記憶を現代に伝える重要な役割を果たしていると感じました。

さらに、戦争で亡くなった人々の遺品展示や、祖父母の戦争体験を思い出すことで、過去の出来事が現在にも深く影響を及ぼしていることを再認識しました。Apple Vision Proを使って立体動画を撮影するという考えもありましたが、持参しなくてよかったと感じる一方で、技術の進歩により将来的にはもっと気軽に撮影ができるようになることを期待しています。このような体験を通じて、日本の伝統文化や歴史を再認識し、多くの人々と共有することができた非常に有意義な一日でした。皆さんも機会があれば、ぜひ靖国神社を訪れてみてください。そして、その場で感じたことや見たことを共有していただけると嬉しいです。


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