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しおりがくれた言葉

本を読んでいたら、しおりが挟まっていた。本屋で本を買うと付いてくる、ペラペラの短冊みたいな紙。

なんとなく気になった。よく見たら漢詩が書いてあった。

讀書之樂樂如何
緑滿窓前草不除
読書の楽しみ、楽しみは如何
緑を窓前に満ちて草除かず

私が手にしたしおりには、意味がこう書いてあった。

読書の楽しみとは、大自然の働きと一体となることに他ならない。           ・・・朱熹

朱熹とは、朱子のことらしい。

そうか、読書までもが自然の一部なのか。

本を読んで知識を深め、その上で大自然に身を委ねて生きること。それこそが読書の楽しみ。

私は、こう受け取った。

土の匂いを嗅ぎたくなった。



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